河野談話作成過程の検証結果が出た!談話の“無力化”に向け一歩前進です

2014.06.21 Saturday 05:25
くっくり



 河野談話が“無力化”されては困るから、どんな記事に仕上げれば最もダメージが少なく済むか、一生懸命考えていたのでしょう。


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 元慰安婦の聞き取り調査の杜撰さ、河野談話発表までの不透明な経緯など、産経新聞は昨年から精力的にスクープ記事を打ってきました。

 それが、2月20日の石原信雄元官房副長官の国会招致につながりました。

 そして、石原氏の国会における「慰安婦の聞き取り調査について事実関係の裏付け調査は行われていない」「作成過程で意見のすり合わせは当然行われたと推定される」という証言が大きく事態を動かし、政府が検証を実施することになったのです。

 石原氏はそれまでメディアのインタビューでは何度か証言をしていましたが、国会での証言には勇気が要ったでしょう。

 また、氏の証言を引き出した日本維新の会の山田宏議員も、本当に頑張ってくださったなと改めて思います。


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 一方、菅官房長官は検証結果報告提出後の記者会見(6月20日午後)で、従来どおり、河野談話の見直しはしないと明言しています(会見動画)。

 「談話作成過程の検証なんかしても仕方ない。談話の見直し(撤回)をしなくちゃ意味がない」という声もネットには多いようです。

 その気持ちはとてもよく分かります。
 私も個人的には、過程だけでなく内容の検証も一気呵成にしてほしかったという思いはあります。

 でも、今そこまで進めてしまうのは危険です。

 ましてやいきなり談話の見直し(撤回)に手を付けたら、韓国のみならず、韓国のプロパガンダに取り込まれている欧米からも激しい反発が予想されます。

 「日本は歴史を修正し、女性の人権をないがしろにする酷い国である」(もちろんこれは事実に反しますが)という格好の攻撃材料を韓国に与えることになり、かえってヤブヘビになってしまうのではないでしょうか。

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