半世紀の時を超えた日米の絆の物語〜アーレイ・バーク「ビーバップ!ハイヒール」より

2014.01.11 Saturday 02:12
くっくり


 「どういうことだ」

 アメリカではサービスに対して謝礼を払うのは当たり前のこと。
 にも関わらず、彼女はお金を受け取らない。

image[140110-12miboujin.JPG]

 しかも、その身の上を聞いたバークは驚いた。
 彼女は戦争未亡人で、夫はアメリカとの戦いで命を落としていたのだ。

 『私は敵だったアメリカ人なのに、どうしてこんなことができるんだ』

image[140110-13onaji.JPG]

 バークは気付いた。
 2人は同じ立場であるということを。

image[140110-14motenasi.JPG]

 『自分は日本人を毛嫌いしているというのに、彼女はできる限りのもてなしをしている。この違いは一体何なんだ』

 心のしこりが消え去っていく……。

image[140110-15kaihou.JPG]

 その後、バークは、日本が一刻も早く占領状態から解放されるようアメリカ政府に働きかけ、米軍の日本統治を終わらせることに尽力したのだった。

image[140110-16doyoku.JPG]

 そんなバークの思いは、ある人物に受け継がれていく。

image[140110-17tomodati.JPG]

 東日本大震災で災害援助に貢献したアメリカ軍の「トモダチ作戦」。

image[140110-18kuubo.JPG]

 この作戦で、いち早く日本へ駆けつけたのが、空母「ロナルド・レーガン」。


[7] << [9] >>
comments (9)
trackbacks (0)


<< 「アンカー」総理靖國参拝で真逆を伝える日本メディア&仲井真知事辺野古埋め立て承認の真相
駐華メディアの試練…理想に従い「退去」か妥協しての「残留か」 >>
[0] [top]


[Serene Bach 2.04R]