循環の中の永遠…今年は伊勢神宮の式年遷宮の年です
2013.05.13 Monday 17:23
くっくり
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[伊勢神宮、内宮(ないくう)の宇治橋前からの日の出=柴犬ブンの札幌物語さま]
さて、今年は伊勢神宮(正式名称は「神宮」)でも遷宮が行われます。
20年に一度行われる「式年遷宮」です。
「式年」とは「定められた年」の意味です。
ちなみに、出雲大社の遷宮は式年遷宮とは呼びません。
出雲大社の場合、概ね60〜70年毎に建て替えられてきましたが、必ずしも定期的ではなく、式年遷宮には該当しないからです。
伊勢神宮の式年遷宮は、飛鳥時代の天武天皇が定め、7世紀末の持統天皇の治世に第1回が行われました。
戦国時代に約100年の中断がありましたが、その後復活し、現在まで脈々と続けられてきました。
今年、平成25年はその第62回の年に当たります。
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[1953年(昭和28年)第59回内宮式年遷宮(上が新殿舎、下が旧殿舎)=Wikipedia]
式年遷宮は、神宮の社殿も神宝も装束も原形のまま新しく造り直し、夜、その新居へ祭神を遷(うつ)します。
そこで新穀などの神饌(しんせん)を備え、その翌朝、勅使の奉幣、宮中でも神宮遙拝が行われます。
今回の式年遷宮に当り、8年間に渡って準備が進められてきました。
(伊勢神宮サイトにタイムテーブルがあります)
今年2月25日、伊勢神宮はご神体を新殿に移す「遷御(せんぎょ)の儀」の日時について天皇陛下の御治定(ごじじょう)を受けたと発表しました(産経2013.2.25)。
日時は陛下が定められる習わしで、内宮で10月2日、外宮で同月5日、いずれも午後8時から営まれます。
「遷御の儀」はご神体を旧殿から新殿に移すため闇の中で営まれる厳粛な儀式で、式年遷宮のクライマックスとなります。
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