京都府「大学ユートピア特区」だけじゃない!地元軽視の留学生宿舎計画!

2013.04.20 Saturday 01:18
くっくり



 その他、日程的なことも含め、この非公式の回答書はツッコミどころ満載の内容となっています。

 そもそも、この元「さつき寮」というのは、第二日赤が京都府から貸与されていた土地を、更地に戻さずに返還した物件であり、したがって、京都府が所有する「遊休資産」という位置づけになるそうです。

 「たまたま手近に建物付きの土地が余っていたので、後先考えずに留学生寮にでもしてしまえといったところなのでしょう。なんとも迷惑な話です」

 と、muguiさん。


 ここまで読まれた皆様は、「地元議員に力になってもらえないの?」とお考えになったかもしれません。

 が、残念ながらmuguiさんによれば、地元議員はなぜか地元に対しての関心が薄そうなので、住民自身が主体となって戦うことにされたそうです。

 「語弊はありますが、この程度の案件はおそらく各委員会レベルであり、本会議で扱うほどの内容ではなさそうです。自分が所属する委員会の議題でなければ、無数に上がってくる議案の一つ一つについて詳しく知らなくても無理はありません。もっとも、そのあたりが『こっそり進めて、予算さえ通せばゴリ押し』という悪事の温床になったりするのですが」

 あ〜、似たようなことは国政でもありますよね。
 国民から見て「これはどう見ても重要案件でしょ」ってものが、委員会レベルで短時間の審議であっさり採択され、報道もほとんどされなくて、その委員会に属してない議員の方々には私たちが教えてあげないと気づいてくれないというパターン……(たとえば08年の国籍法改正)。


 さて、「大学ユートピア特区」と「きょうと留学生オリエンテーションセンター(仮称)」は、コインの表と裏の関係ではないかと、私は最初に書きました。

 いずれも留学生がらみであり、しかも住民に計画を事前に周知せず、こっそり押し切ろうとしている点でも共通しています。

 「きょうと留学生オリエンテーションセンター(仮称)」は当初はあくまで京都ローカルの話題だったのですが、産経や毎日といった全国紙のWEB版でも報道されたことで、私をはじめ他府県の人たちも知ることとなりました。
 外部の目が厳しくなった分、京都府側もこれまでのようなおざなりの対応は取りにくくなるかもしれません。

 ただ、私の見たところ、「大学ユートピア特区」はともかく、「きょうと留学生オリエンテーションセンター(仮称)」を取り上げている個人ブログさんは全くと言ってよいほど見かけません。

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