島根県主催「竹島の日」式典への参加を安倍総理はじめ閣僚に求めます

2013.01.26 Saturday 03:19
くっくり


 関係閣僚だけでなく首相にも招待状を送るとは、島根県もなかなか思い切ったことをするなーと、私は少し驚きました。

 首相に今回初めて送った理由として、ひとつには、先の総選挙で自民党が政府主催の「竹島の日」式典を行うと、時期は明記しないながらも公約(正確には政策集)に書いたことがあったと思います。

 が、年末から(正確には安倍政権発足前から)報道にもあったとおり、安倍政権は今年の政府主催式典の開催は見送る方針です。

 であれば、せめて島根県主催の式典には参加していただくよう、安倍総理や関係閣僚に求めていきたいです。

 島根県が首相に招待状を送ったのは今回が初めてですが、関係閣僚に送ったのは初めてではありません。

 にもかかわらず、自民党政権時代・民主党政権時代を通じて、過去、島根県主催の式典に参加した閣僚・政府関係者は一人もいません(下の参考資料「過去の式典に参加した国会議員リスト」参照)。

 もちろん安倍総理が参加してくれればベストですが、それが無理だとしても、閣僚が一人でも参加してくれれば日本にとっては一歩前進です。

 日程的にネックとなっていた朴槿恵氏の大統領就任式(「竹島の日」の3日後の2月25日に予定)ですが、韓国側が式典への首脳級の招待を見送ったため、安倍総理は出席しない方向になりました(時事1/23 21:33)。

 このことから、島根県主催の式典に参加してほしいという保守派の声は、さらに高まるのではないかと思います。

 が、それは安倍政権にとっては、辛いことなのかもしれません。

 尖閣諸島にますます侵略の手を伸ばそうとしている中国、ミサイル発射に続き核実験も近いとされる北朝鮮、これらの国々を牽制したい日本としては、韓国とはやはり揉めたくない状況にあるからです(アメリカも日本にそれを求めているでしょう)。

 でも、私は、安倍政権は政府主催式典の今年の開催を見送ることで韓国にすでに「配慮」したのですから(「配慮」という名の外交戦略と私は思っていますが)、これ以上「配慮」する必要はないと思っています。

 年末にこのブログで私は、「政府主催の式典開催見送り」をカードにして、「島根県主催の式典への閣僚出席」にハードルを下げる形で決着させてはどうかという趣旨のことを書きました。

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