「青山繁晴のインサイドSHOCK」安倍新政権の外交政策の焦点は?竹島の日政府主催式典の見送り方針についても

2012.12.26 Wednesday 15:20
くっくり


 
【25日朝に安倍政権の中枢の人に1対1で会って話をした。
 その時に出た外交の話をしたい。

 安倍さんは1月にも訪米するが、オバマ大統領と会談するが何がメインテーマになるか。
 TPPになることは避けられない。
 安倍政権の中枢にいる人も、それ以外ないぐらいの焦点になってしまうと言われた。

 総選挙中は、自民党はTPPをどうするか必ずしもはっきりしていなかった。
 あるいは、はっきりした態度を避けた。

 19日の関西テレビ「アンカー」に出演した安倍さんは、TPPについて、「聖域なき関税撤廃を条件にする限り交渉に参加できない」とおっしゃった。

 安倍政権の中枢にいる人もそれを繰り返したので、いやちょっと待って下さい、それだと希望ある外交にならないと。
 それだと、依然としてアメリカが案を示して日本がイエス・ノーを言うだけの話に終わってしまってる。

 環太平洋の経済圏の話であれば、中国でもなくアメリカでもなく、本来日本がリーダーシップを取るべき。
 オバマさんに会う時に、日本がTPPの対案を示すべき。

 東アジアサミットで東アジアの国々がほとんど参加している。
 日本が大きなリーダーの一角を占めているから、それをコアにした日本提唱の新しい自由貿易圏とTPPをぶつけ合って、その中で妥協点見つけていくのが本来の交渉の仕方ではないかと、僭越ではあるが申した。

 そしたら、6年前の第一次安倍政権とちょっと違うと思ったのは、背広からメモを取り出してそれを熱心に記録されて、安倍さんにもこの話をちゃんとすると。
 民間あるいは国民の意見をかつての政権よりもちゃんと取り入れようという姿勢、志を感じた。

 もう一点、竹島の日政府主催式典の公約について、今のところまだ報道が先行しているだけだが、来年(くっくり注:今年と青山さんはおっしゃいましたが来年ですよね)は少なくともしないと伝えられている。
 安倍政権中枢の方に申したのは、来年やるべきだと。

 但し、その3日後に韓国の大統領就任式があるが、韓国に遠慮したのではなくて、安倍外交は中国をどうするかがメインターゲットだから、日米韓が連携すべきは連携しないと、中国に対峙していけないから、本当はむしろアメリカへの配慮もあって来年は見送るのではないかと申したら、実はその通りだと。

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