真珠湾攻撃の日に特別攻撃隊について改めて考えてみる

2012.12.08 Saturday 02:04
くっくり


 今日は特別攻撃隊(特攻隊)がテーマです。
 大東亜戦争末期の話であり、12月8日の話題としてふさわしいかどうかは皆様の判断に委ねますが…。

 話は数ヶ月前に遡ります。
 私は古本屋さんにいました。
 戦記や戦史のコーナーを見ていたところ、何となく気になる本があったので手に取ってみました。

 すると冒頭のカラーページ、見開きで載っていたこの絵を見た瞬間、私は魂が吸い込まれたようになってしまいました。
 (画像をクリックすると新規画面で拡大されます)

image[1212-01tennyo2.jpg]

 美しくも悲しい、でも同時に安らぎや癒しも感じさせる絵でした。
 さまざまな感情が湧いてきて、私は目頭が熱くなるのを抑えられませんでした。

 絵の次のページには、このような説明が書いてありました。

 【「知覧鎮魂の賦」=6人の飛天(飛ぶ天女)が、紅蓮の炎をあげている隼の機体から特攻隊員の魂魄を昇天させようとしている図で、知覧特攻平和会館のロビー正面に飾られている。宮崎市の画家、仲矢勝好氏の作である。】

 なるほど、鹿児島県の知覧特攻平和会館に飾られている絵なんですね。

 知覧特攻平和会館のサイトによれば、高さ3メートル幅4.4メートルの信楽焼陶板壁画とのことです。かなり大きいものですね。

 私の住む大阪からは遠くて簡単に行ける距離ではないですが、いつかは原画をこの目で直接見てみたいです。

image[1212-02hyousi.jpg]

 私が古本屋さんで手に取った本とは、村永薫さん編『知覧特別攻撃隊』。
 出版元はジャプランという会社です。

 編者の村永薫さんは知覧の町立図書館長、町公民館長、町社会教育課長、役場総務課長などを歴任された方です。

 内容は、知覧特別攻撃隊員の写真、遺書、日記、名簿などをまとめたもので、いわゆる郷土出版物です。

 特攻隊の方々の遺文もさることながら、冒頭に紹介した「知覧鎮魂の賦」、この絵を手元に置いておきたいという気持ちが強く湧いたので、迷わず購入を決めました。

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