「青山繁晴のインサイドSHOCK」北ミサイル発射で免れた野田総理の拉致“裏合意”

2012.12.06 Thursday 00:38
くっくり



青山繁晴
「といいますのは、野田総理をはじめ、日本の政治家が考えているより、われわれ日本国民はずっと賢いです。すなわち、その裏合意というのは、北朝鮮がいったん、えー、福田政権と合意して、実際はできなかった、再調査というやつなんですよね。で、この再調査っていうのは、日本の調査団、捜査官や、場合によっては自衛官も含めた、調査団が入って、合同調査すると、北朝鮮側とも合同調査するっていうなら分かりますけれども、そうではなくて、北朝鮮がまた勝手に調査すると、いうだけ。えー、すなわち、今さら犯人が、いけしゃあしゃあと自らの犯罪を、もう一回調べてあげるということにすぎませんから。日本国民ちゃんとそれを分かっているので、もしもこの、再調査の合意ってものが発表されていれば、日本国民は憤って、そしてさらには憤るだけじゃなくて、そういうおかしな再調査の結果として、横田めぐみちゃんや有本恵子ちゃんが、改めて、生きているのに死んでいることにされてしまうってことを、きっと心配しただろうと思うんですね」

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中西一清
「はい、そのとおりです、そのとおりですね」

青山繁晴
「で、ということは、今、残念ながら、マスメディアでは、拉致事件や、外交、憲法、それを争点にするよりも、原発や消費増税のことばかりに持って行こうとする傾向が、僕、あると思いますけれども、そういうマスメディアを、いわば乗り越えて、日本国民が、拉致事件を争点にする、機会でもあったんですけれども、それが、実は、えー、ミサイル発射問題っていう思いがけないことで、北朝鮮が無理をしたことで、本来はまだミサイルを発射できる状態ではないですけれども、金正日総書記の、12月17日の一周忌に無理に合わせたいっていうことでこういう動きになったわけですね」

中西一清
「ああー」

青山繁晴
「で、これやこれやを、それやこれやを全部考え合わせますと、もう一度私たちは拉致事件、そして領土問題を含む外交、そしてその背景にある憲法の問題、これを、メディアや政治家に惑わされずに、自ら争点として問うということを、僕は提案したいと思います」

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