「青山繁晴のインサイドSHOCK」北ミサイル発射で免れた野田総理の拉致“裏合意”

2012.12.06 Thursday 00:38
くっくり



中西一清
「ええ、はいはい」

青山繁晴
「あくまで拉致事件っていうのは、独裁者の、直接指揮する工作機関がやったことですから。したがって、ま、良く言えばですね、実際に、拉致事件の真実を知ってる相手と交渉を始めたと、いうことなんですけれども、問題は、この統一戦線部っていうのは何でこんな名前かというと、たとえば日本の世論を、北朝鮮の味方につける工作をする、そういうものを含めて全部、統一戦線にしてしまうっていう意味なんですね」

中西一清
「はいはい」

青山繁晴
「で、したがって、現在、この表の日朝政府間協議じゃなくて、裏で行われてる交渉っていうのは、はっきり申せば、北朝鮮ペースになってるわけです。で、その北朝鮮ペースで作る裏合意を、おー、この総選挙の、投票日の前に、発表してしまう。で、それも、本来は、今日と明日にやるはずだった表の日朝政府間協議で合意したんですという形で、発表する。それが、野田総理の、作戦だったわけです」

image[121128-27juudai.jpg]

中西一清
「はい」

青山繁晴
「で、それがこの北朝鮮のミサイル発射問題ってのが起きまして、まさかその中で、こういうことはできませんから、野田総理の決断として、もうこの、5日と6日の政府間協議あきらめようってことになって、日本側から、北朝鮮にすでに、通告したわけです」

中西一清
「ああー」

青山繁晴
「で、もしも、野田総理の目算どおりに進んでいれば、これは新しい政権、いずれにしろ総選挙のあと、新しい政権できるわけですから、その手足を縛ることになっていましたから、何と皮肉にも、北朝鮮のミサイル発射問題が起きたおかげで、それを免れたということになるんですね」

中西一清
「ああーなるほどね、ええ」

青山繁晴
「しかし中西さん、一方ではですね、もしもこれ、いわば予定どおり、野田さんが北朝鮮とこういうことやっていれば、明らかに拉致事件が、総選挙の重大な争点に浮上したはずですね」

中西一清
「はい」

青山繁晴
「その機会も、一方で失われたと言わざるを得ません」

中西一清
「そうですよね、ええ」

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