「アンカー」脱・思い込み!日本外交・尖閣・竹島・拉致

2012.11.08 Thursday 00:49
くっくり


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山本浩之
「『脱!思い込み』」

青山繁晴
「はい。えー、思い込み、つまり、日本は戦争に負けた弱い国で資源のない国なんだっていう思い込みを、思い込みを克服しましょうってことは、この『アンカー』で、このコーナーで何度も問題提起してきましたが、その上で、この、脱っていう言葉の、気分の良さ、こっからその、脱していくっていうその、気持ちよさを、今日できたらコーナーで一緒に、えー、皆さんと味わいたいなと思ってます」

山本浩之
「はい。えー、ではコマーシャルをはさんで青山さんの解説です」

(いったんCM)

山本浩之
「さ、こんな時期だからこそ、新たな日本外交を築くチャンスなのかもしれません。そういう意味で最初のキーワードは、『脱!思い込み』でした。思い込みを脱することができるんでしょうか。さっそくお願いします」

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青山繁晴
「はい。皆さんこれまず見ていただくと、尖閣諸島と竹島のこと、そして、ま、ここに文字では書いてないけど、地図でちゃんと出てる私たちの北方領土、こういう領土にまつわる、ま、日本外交、普通に言うと弱腰と言われてきて、だからこそたとえば、竹島を侵略されたりしてるわけですね、北方領土を奪われたりしてる、尖閣諸島もひょっとしたら危うい状況になりかねないと。で、さらに、拉致問題っていう、一番重要な、問題を考えると、日本外交ってのはもうとにかくだらしないんだと、いうことばかりが話に出てきますし、この『アンカー』でも、何度も何度もそれを、厳しく指摘せざるを得なかったけれども、その上で、今日は、小さな、かすかな希望でも見つけていきましょうっていう、お話をいたしたいと思います。えー、皆さんまずこれを見て下さい」

村西利恵
「今月4日から、ラオスでアジア欧州会議が行われました」

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青山繁晴
「はい。このアジア欧州会議っていうのは、国際社会で、首脳が集まってやる会議としては比較的新しいものですね。これあの、つまり、今まで日本を含めたアジア諸国ってのはヨーロッパと付き合う時に、必ず間にアメリカが入ってたんですけど、大統領を選んだばっかりの。しかしそれを抜きにしてアジアと欧州が、直接話しましょうと、いうことで始まったんですね。1年おきにアジアでやってヨーロッパでやってってことを繰り返すと。ヨーロッパからはけっこう、今まであんまりアジアになじみのなかったちっちゃい国の首脳もおいでになって、これ実際とても意味のある、会議だと僕も思ってます。で、今回は、ラオスで行われました。ラオスの首都ビエンチャンで行われたんですけども。この写真、これ、あの、テレビとか新聞の紙面で見たなって人多いと思うんですよ。これあの、どういう風に日本で報道されてるかというと、野田総理の前を、これ中国の温家宝首相ですが、中国の首相が、この目の前を通っていったのに、目線も交わさずに、挨拶もなく、立ち話もできなかったと、いう風に報道されてるんですね。えー、今あの、ちょうど絵(映像)も出ますが。野田総理の方は立ち話ぐらいはせめてしたかったのに、温家宝首相に無視されたと。つまり、野田さん、やっぱりだらしないじゃないか、中国に無視までされちゃって、で、こんなこわばった顔になってと、いう風に、えー、これはもう、あの、テレビ・新聞いろいろ立場があるはずなのに、もう揃ってそう報道してるんですが、さっきの画像(映像)を見られて、お気づきの方いらっしゃると思うんですね、たくさん。あれ普通に考えたらですね、まずあれ、これはどういう場面かというとですね、記念撮影をここでやってたわけですよ、みんな並んで。もう一回(映像が)映りますね、こうやって記念撮影しました。で、記念撮影が終わったので、当然、みんな忙しいですから次の日程があるんで、ザーッと動くわけですね。で、温家宝首相を注目していただくと、野田さんにだけ挨拶してない、野田さんとだけ目線交わしてないんじゃなくて、ヨーロッパのどなたにも、アジアのどなたにも特に目線交わしてないし、挨拶もしてないんですよ。従ってこれは、立ち話に失敗したとか無視されたって話ではなくて、ごく当たり前のことに過ぎない。別に立ち話してもいいですけど、別にしなくても全くかまわないことであって、これで日本外交や、野田さんがまたダメだったって話が報道されること自体が、実は思い込みなんです。どういう思い込みかというと、敗戦後の日本のメディアっていうのは、これは新聞・ラジオ・テレビを問わずですね、とにかくこういう、あの、国際社会の場があったら、首脳会談やれないと、やれないだけで失敗だって思い込みなんです。首脳会談なんかやらない方がいい時も当然あるわけです」

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