「アンカー」既得権益との戦いに刀折れ矢尽きた…次世代には苦闘をさせるな!
2012.10.11 Thursday 02:39
くっくり
山本浩之
「ええ、ええ、ええ」
青山繁晴
「で、それも、あの、例えば、自分の先輩の、偉い教授とかの名前じゃなくて、あの、かつて学生だった、今は、その、研究者、主任研究者と呼んでるようですけれども、えー、そういう人々、つまり自分の門下生だったり後輩だった人の名前を挙げて、しかも実は名前だけじゃなくて、どういう業績があって、それを自分がむしろ、その、いただいて活用して今回の成果になったんだっていうことをおっしゃったと。これは、実はナマでその、会見とか見てた時に、ほんとに椅子から転がり落ちるほどびっくりしたんですよ。というのは、あの、すみません、研究者としての僕、あるいはうちの研究員、小さな研究所の私、社長ですけども、直面することはですね、あの、すみません、はっきり申しますが、東京大学を頂点にして、東大だけの問題じゃないんですよ?でも、東大をはじめとして、予算一番多いのは東大ですから、国から800億円、900億円の予算が出てます。京都大学より数百億円多いんです、東大は。その東大の文化というのは、実はもうその、門下生とか学生とかって、そういう人たちは、はっきり言うとこう、人間扱いあんまりされない。で、その成果もどんどんどんどん、その、教授が自分のものにして、で、論文の中に名前入れてもらったらいいほうで、もうとにかく自分の手柄として、行くと。だから、次に教授になる人もそういう風に行くと、いう文化が、実は特に自然科学系、はっきり申しますが社会科学系よりも自然科学系は、その傾向、非常に強いんですよね。だから山中さんの会見は、たぶんびっくりした若手の研究者、多いと思いますよ。特に関東の研究者は」
一同
「はぁー…」
青山繁晴
「で、逆に言うとなぜ、東大よりも、京大が予算も少ないのに、さっきもお金集めの話ありましたけどね、これほどまでにノーベル賞を次々出すか、山中先生は本当はご出身は神戸大学の医学部ですけれども、あるいは大阪市立大学の大学院ですけれども、しかし研究環境としての京都大学はやっぱりこの、そういう雰囲気があって、単に自由とかリベラルっていうだけじゃなくて、本物の意味の謙虚さを持ってるからだなというのは、実はあの、私たちのこの悪戦苦闘に比べると、もうほんとに感激したんですね。それから、もうひとつびっくりしたっていうのは、実はこれです」
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