女性宮家創設めぐるパブリックコメントはそれでも送っておくべき

2012.10.13 Saturday 02:57
くっくり


 政府は10月5日、「女性宮家」創設をめぐり有識者12人に対して行ったヒアリングをもとにまとめた「論点整理」を公表しました(要旨はこちら)。

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 「論点整理」では、当初から政府が想定していた「女性宮家創設案」のほか、有識者ヒアリングで誰も唱えなかった「国家公務員案」を独自に打ち出しました。

 その一方で、ジャーナリストの櫻井よしこさんら複数の有識者が賛意を示した「尊称保持案」は「憲法上、実施困難」とあっさり否定しました。

 (この点について、日本大学の百地章教授は産経新聞「正論」10月10日付で、「女性宮家」こそ新たな「身分制度」の創設に当たり、はるかに憲法違反の疑いが濃厚だと述べています)

 「いったい何のためのヒアリングだったのか疑念が残る」と、産経新聞は断じました(産経2012.10.6 08:18)。

 自民党の安倍晋三総裁も11日、「皇室制度は天皇家だけで存立し続けることは難しく、宮家があって補佐をできる態勢がなければならない。同時に安定的な皇位継承者を確保する意味がある。今の政府の議論の誘導の仕方は前者の意義だけで、2番目の意義については考慮していない」と批判しています。
 

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