「アンカー」既得権益との戦いに刀折れ矢尽きた…次世代には苦闘をさせるな!

2012.10.11 Thursday 02:39
くっくり


(ノーベル賞を受賞した山中伸弥教授に山本浩之がインタビュー(録画)、およびスタジオで解説のあと)

山本浩之
「では、えー、このあと“ニュースDEズバリ”のコーナーのほうに、移りたいと思います」

青山繁晴
「はい。今、あの、二人(青山とヤマヒロ)の会話で皆様お気づきのとおり、あの、いわば今日のコーナーは、その、山中先生のお話を入り口にしたいと思うんですね、話のきっかけにしたいと思うんです。で、ただ、その、山中先生の記者会見に表れてるものは、例えば感謝であったり受賞の喜びだけじゃなくて、実は本当に苦しい、悪戦苦闘が、延々と続いてきたんだってことが、すごくにじみ出てると思うんですね。つまり、特に、残念ながら日本の社会に、新しい研究を阻害するものがあって、それを、いわば、その、打ち破って、貫いてこられたための、今回の栄光でもあると思います。えー、で、今日はそれに関連したお話をしたいので、キーワードは、これです(フリップ出す)」

image[121010-01frip.jpg]

山本浩之
「『壁を倒すもの』」

青山繁晴
「はい。えー、実は、山中先生ご自身も、経験されたことだろうと思うんですけれども、実は僕も、あの、研究者の端くれでもあるんですけれども、あるいは研究所の社長でもありますが、あの、日々、ま、辛いことばかりです。で、僕たちはもういいんですけれども、せめて、次世代の日本の科学者や研究者、にとっての壁を、私たちが、健在な間に倒さなきゃいけないんじゃないかと、いうことをですね、この山中先生の幾多の記者会見、インタビューを通じて、感じました。それを具体的にお話ししたいと思います」

山本浩之
「はい。分かりました。それではコマーシャルをはさんで青山さんの解説です」

(いったんCM)

山本浩之
「山中教授のノーベル賞受賞に、日本中が沸いてますけれども、その日本の科学技術、今後も進歩していく上で、何が必要なのか。そして何が問題なのか。さっそくお願いしたいと思います」

image[121010-02title.jpg]

青山繁晴
「はい。あの、今、ほんとにヤマヒロさんが言われたとおりだと思うんですが。あの、今の日本について、例えば、全く私たちの領土なのに、中国や韓国から侵入されたり、言いがかりつけられたり、そして、政治は今、全く不安定で、臨時国会も開けないでいると。で、その中でのこのニュースっていうのは、やっぱり、敗戦後の日本を支えてきた、科学と技術という基盤は、少しも揺らいでない、それどころか、世界の先端を走ってて、その人がこんなに謙虚な方なんだと(一同同意)、いうことは、その、僕たちにとってほんとにホッとするニュースであると同時に、もう魂の底から、こう湧き上がる喜びのようなニュースですよね。で、その上でですね、実は皆さん、ちょっとあの、余計なことを申しまして恐縮なんですが(一礼)、僕は、本職は、研究者の一人であり、それから、ま、物書きなんですけれども。だからこういうテレビは、実はタレントでも評論家でもないので、本来仕事ではありません。その本来の仕事の研究者として見て、この山中教授のインタビュー、会見には、ちょっと僕は、現場にいる者の一人としてびっくりしたことが、2つあったんですね。まずそのうちの1つ、見て下さい」

[7] beginning... [9] >>
-
trackbacks (2)


<< ノーベル賞受賞の山中教授はなかなかの政治家だと思う(いい意味で)
女性宮家創設めぐるパブリックコメントはそれでも送っておくべき >>
[0] [top]


[Serene Bach 2.04R]