「約束の日-安倍晋三試論」安倍政権のあの叩かれ方は何だったのか?
2012.09.17 Monday 23:43
くっくり
従来、歴代首相の所信表明は、各省庁から上がってきた政策課題を総花的に羅列することをベースに、原則一項目だけを、その内閣の目玉として首相自らのメッセージにしてきました。
それを、自らの理念から押し広めて統一的・包括的な政権構想を語ったのは、実は安倍さんが初めてだったそうです。
安倍さんは所信表明で自らの国家像をこう述べました。
1つ目は、文化、伝統、自然、歴史を大切にする国であります。
2つ目は、自由な社会を基本とし、規律を知る、凛とした国であります。
3つ目は、未来へ向かって成長するエネルギーを持ち続ける国であります。
4つ目は、世界に信頼され、尊敬され、愛される、リーダーシップのある国であります。
実は、首相が所信表明で自らの国家像を明確に語ること自体、最大の「戦後レジームからの脱却」であったと、小川さんは言うのです。
その理由は、こうです。
【戦後の日本では、自国そのものがタブー視されてきた。
『アメリカ』対『大日本帝国』の戦いだった大東亜戦争が、GHQによって、『軍部』対『軍部に騙されて戦争に駆りだされた国民』という構図にすりかえられ、各種の洗脳工作を仕掛けられて以来、戦後日本人の頭には、日本人にとって最大の敵は自国の政府だという面倒な図式が、強く刷り込まれ、今日に至っている。
人権については無限に語られてきたが、国家について肯定的に論じるだけで、市民の敵、民主主義の敵、極右、軍国主義者だとレッテルを貼られる極端な風潮が、日本を支配し続けた。
国家のリーダーである首相が国家像を語るという、当然のことさえ、ウルトラ右翼視される。
そうした状況下、戦後歴代首相の誰一人として、所信表明で、国家像を提出した首相はいなかったのだ。
(p.47-48)】
そんな安倍さんを、「戦後レジーム」勢力の代表格である朝日新聞が見逃すわけもなかったのです。
朝日新聞の安倍政権に関する偏向報道は数え切れないほどありましたし、明らかなウソ報道もありました。
それらを小川さんは実例を挙げたり、あるいは数字で示しながら、検証しています。
例えば、教育基本法改正について、各紙世論調査では総じて高い国民的支持を得ていました。
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