北が拉致を認めて10年…横田さんご夫妻の苦悩に胸が痛みます

2012.09.15 Saturday 01:44
くっくり



 お子さんが拉致されている現実だけでも辛いのに、さらに政治的なものに巻き込まれてしまっているご家族が、本当にお気の毒でなりません。

 しかもご家族の高齢化はどんどん進んでいます。
 時間がない中で、皆さんはこれまでぎりぎりの戦いを何度も強いられてきました。

 特に横田さんご夫妻は、めぐみさんの娘のヘギョン(ウンギョン)さんのこと、めぐみさんの偽遺骨のこと等々、精神的に非常につらい揺さぶりを北朝鮮から受けてきました。

 最近では、2008年の福田政権の時の「再調査」が消えていった経緯が、2012年9月5日放送「アンカー」で明らかにされました(有本恵子さんの父・明弘さんが青山繁晴さんに託した「放送されない資料」より)。

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【2012年9月5日放送「アンカー」より】

 この時、もし北朝鮮の提案に乗っていたならば、もしかしたら何人かの被害者は帰国できたかもしれません。
 でも、拉致被害者全体のことを考えて、ぐっとこらえ、家族会はそれに乗りませんでした。
 これも本当に胸が痛む話でした。
 
 本来、普通の国民であるはずのご家族の方々が、このように何度も「政治的な決断」を迫られてきたのです。
 身を切られるような苦しみを味わってこられたのです。

 日本国民ならば誰しも、拉致被害者の方々が一日も早く解放され、日本に帰国できることを願っています。
 帰国された皆さんがご家族と抱き合う日を待ち望んでいます。
 これは政治的なものを超越した国民共通の願いではないでしょうか。

 どうすれば拉致問題が解決するのか?あるいは進展するのか?
 それには、まず民主党に下野してもらうことが絶対に必要だと思います。

 なぜなら、民主党政権と北朝鮮の間には、信頼に足る外交チャンネルが全くないからです。
 (このことはやはり「正論」2012年9月号で野村旗守氏が解説しています)

 そもそも、歴代の民主党政権はみな拉致問題に冷淡な姿勢でした。
 政権だけでなく民主党という党自体が、拉致問題への関心が薄いのです。

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