両陛下ご訪英と日英友好秘話(チャーチル首相とフォール卿の尽力)

2012.05.19 Saturday 02:20
くっくり



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【ウィンストン・チャーチル首相。1874年-1965年】

 チャーチル首相の「策略」は図に当たりました。

 ピルチャー氏は、「皇太子殿下(今上陛下)の全く無防備なご性質、そして殿下が軍部との共犯において明らかに無実であることが、すべての出席者を武装解除させた」と、会食でイギリス側の雰囲気が和んだとの観察を記録し、この昼食会を機に同紙の反日キャンペーンは収まったとの見方を記しています。

 (以上、2002年1月2日付共同通信より。ソース1ソース2

 またチャーチル首相はこの昼食会で、女王陛下への乾杯の前に、昭和天皇のための乾杯を行いました。

 さらに首相は予定外のスピーチも行いました。
 曰く、「殿下(今上陛下)は非常に幸福な青年だ。われわれは過去に属しているが、殿下は未来を持っていられる」。

 食卓に置かれていた馬のブロンズ像は、首相の母親が60年ほど前に日本を旅行中、プレゼントされたものだったそうです。親日イメージを醸し出す心憎い演出でした。

 (以上、2012年5月18日付産経新聞「産経抄」より


 時は流れ、1998年(平成10年)5月の天皇皇后両陛下のご訪英(前回のご訪英)。

 1953年当時と比べれば、イギリスの対日感情はもちろんかなり改善していましたが、実はひとつ気がかりなことがありました。

 旧日本軍による捕虜の問題が再燃していたのです。

 本来この問題は、国際法上、講和条約成立をもって解決したものなのですが、1993年(平成5年)に当時の細川護煕首相がイギリス人元捕虜に謝罪し、「在英の日本企業に賠償させる」と発言、それがきっかけで泥沼化していたのです。

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