『天皇』を『日王』と呼ぶ韓国メディア「諸君!」06年4月号&慰安婦問題でまた…

2012.05.14 Monday 20:01
くっくり


 
「諸君!」2006年4月号
永久保存版〈歴史講座〉【もし韓国(盧武鉉)・北朝鮮(金正日)にああ言われたらこう言い返せ】より

■「天皇を『日王』と呼んで何が悪い」と言われたら

産経新聞ソウル支局長 黒田勝弘

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 韓国の盧武鉉大統領が昨年(引用者注:2005年)1月の年頭記者会見で妙なことを言っている。日本人記者が長年の懸案である天皇陛下の韓国訪問問題について質問した際、盧大統領は答弁のなかで「天皇」という呼称について「世界的、普遍的にそう呼ばれているのかどうか自分は確認していないため、天皇と言うべきか日王と言うべきか準備ができていない」と述べたのだ。

 これは実に奇妙な発言である。国を代表する国家元首としては考えられないことである。盧武鉉政権は年頭記者会見では事前に質問者を指定し、質問内容まで提出させている。「天皇」という呼称について「確認していない」とか「準備ができていない」ということはありえない。

 盧大統領は政府として公式的には相手の呼称を尊重し「天皇」というべきで、歴代政権もそう呼称してきたということは知っているはずだ。現に会見でも自分は「天皇」と言っている。にもかかわらず、わざわざ「天皇」という呼称に問題があるかのような発言をしたのは、本音としては「天皇」と言いたくないからだ。

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 ちなみに金大中前政権(1998-2003年)は、金大中大統領自ら「政府としては国際慣例に従って天皇という正式名称を使う」と述べ、そうしてきた。

 盧武鉉大統領の発言は明らかにそれを無視している。国家、政府としてあらためて呼称問題を蒸し返し、イチャモンをつけているのだ。先に韓国政府が「国際慣例」に従い公式確認したことをひっくり返そうというのだから「国際慣例無視」ということになる。

 「改革」の名の下に慣例無視、制度破壊……の国政運営を続けている“NGO政権”的な盧政権らしい話だが、国際関係でのこうした“軽さ”は困ったものだ。その後の対日強硬外交でも分かるように、とくに相手が日本となると、反日あるいは“日本叩き”が大好きな国民情緒を背景に、何でもやっていいという気分になるようだ。

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