麻生さんの「靖国改革」
2006.08.09 Wednesday 02:30
くっくり
麻生さん自身も「ここは靖国を現在もっぱら政治化している論点にかかわります」と述べている以上、そうなることはわかってて言ってるんだろうと思います。
思えば春頃から私はずっともやもやが続いていました。
麻生さんは私と同じく、いわゆるA級戦犯の分祀には反対だと思っていたのに、「麻生外相がA級戦犯分祀が必要との考えを示した」的な報道がぽつぽつ出てきたからです。
もっともそれらは麻生さんの会見における長い発言を、記者が記事用に短くまとめたものであり、ご本人がA級戦犯という単語を出してそう言ったことは一度もなかったように記憶しています。
但し、「靖国神社に戦死者でない人が祀られていることは非常に大きな問題点だ」というのはご本人が確かに言ってましたから、私はたぶん麻生さんは、「教義上分祀は無理だし政治の中で議論すべき問題ではないものの、個人的にはA級戦犯は分祀した方がいいんじゃないか」ぐらいに考えてるのかも?と、私は漠然と思っていました。
(このあたり、4/11付拙エントリー参照)
今日出された見解を見る限り、私はやはり麻生さんはA級戦犯の分祀が望ましいと考えていて、それを実現させるための手段として靖国神社の非宗教法人化(=戦死者追悼事業の再国営化)という案を打ち出した、という印象が拭えません。
あれ?でも麻生さん、「分祀」を言ってる政治家を批判してなかったっけ?……と思って、見解をもう一度見直すと、こういう書き方ですね。
1. 常に根と幹を忘れずに
靖国神社に関わる議論が盛んです。特定の人物を挙げ、「分祀」の必要を言う人があります。国会議員にそれを主張する人が少なくありません。わたしに言わせれば、これは根や幹から問題を見ようとしない、倒錯した発想によるものです。
3. 現状の問題点
ところが靖国を元の姿に戻そうとすると、たちまち問題点にぶつかります。それは煎じ詰めると、靖国神社が宗教法人であるという点にかかわってきます。少し説明してみます。
(1) 政教分離原則との関係
靖国が宗教法人であり続ける限り、政教分離原則との関係が常に問題となります。実は政治家であるわたしがこのように靖国について議論することさえ、厳密に言うとこの原則との関係で問題なしとしません。まして政治家が靖国に祀られた誰彼を「分祀すべし」と言うなどは、宗教法人に対する介入として厳に慎むべきことです。
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