2011.06.06 Monday 19:25
くっくり
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□3月27日、東京アルカディア市ヶ谷
■台湾から心こもったエール
「このような惨状の中にあっても、日本文化に育まれた日本の方々の冷静かつ理性的な行動は、世界の人々から絶大な称賛を受けましたノ」
大きなスクリーンの向こうから李登輝・元台湾総統(88)の日本語のメッセージが飛び込んできた。
東日本大震災の被災地の復興、被災者の支援を目的に台湾で行われたチャリティーコンサート会場とインターネットで結んだ中継。「日本、ガンバレ」「新しい日本を創ってください」。台湾側から温かい言葉が届くたびに、日本の会場では、大きな拍手がわき上がった。
3月11日の地震発生以降、台湾で集められた義援金は驚くべきことに、邦貨にして150億円に達する勢い。もちろん諸外国の中ではダントツだ。
これには理由がある。台湾で1999年に起きた大震災や2年前の大水害の際に日本はいち早く、救援隊を現地入りさせ、多額の義援金も送った。
李登輝友の会の柚原正敬(ゆはら・まさたか)事務局長によれば、「台湾の人たちの心の中にはそのときの感謝の気持ちが強く残っており、今度はぜひお返しをしたい、という思いが強いようだ。李登輝さんからも震災発生当日にすぐ、お見舞いの言葉をいただいた」と振り返る。
李登輝さんのメッセージはこう続く。「私は日本の皆さまに一言だけ激励の言葉を述べさせてもらいます。再建は傷跡から抜け出し、再生するための契機です。次の世代のために、安全で平和な新しい日本が創造できることを心より願っております。日本の皆さん、がんばってください」と。
これに応えて、同会の小田村四郎会長(前拓大総長)が、「日本国民全体の協力により、速やかに復興を成し遂げたい、と思っています」と決意表明。元海上自衛隊海将補の川村純彦(すみひこ)氏も、「日台は運命共同体。苦しいときの友達が本当の友達というではないか。台湾からの心温まるメッセージに感激している」と声を震わせた。
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