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- たんとん
- 2010/02/01 10:43 PM
- はじめまして。いつもいつも、書き起こしなど、時間がかかることをしていただいて、私達主婦にも政治のことをわかりやすく教えていただいてとても感謝です。
ある方の体験談のコピーです。長いのですが、ご参考まで・・・
・・・・・以下コピー・・・・・
先日、ヨーロッパを旅行した際、帰りのアムステルダム発、日本行きのKLMオランダ航空のフライトで、沖縄で開かれる海洋生物に関する学会に出席するために日本に行くというオランダ人の女性科学者と隣同士の席になりました。
学会のあと、日本各地を旅行する予定だという彼女に日本ではなにを見るべきか助言したりして会話が弾んでいたのですが、その話が一段落したあと、
「今、オランダでは移民の問題が深刻になっていると聞いてますが、実際はどうなんですか?」
と訊ねたら、それまでにこやかに話していた彼女の態度が急変し、
「申し訳ないけれど、その話は明日の朝、目を覚ましたあとの元気な気分のときにしてくださらないかしら。今は夜で疲れているので、とてもそれについて話す気にはなれないのよ」
と切り口上でいわれてしまいました。
彼女のこわばった表情から、この問題がオランダ人にとって触れられたくない非常にデリケートな問題であることが判り、すぐにほかの話題に切替えたのですが、
しばらく会話を続けていくうちに、彼女の方も冷静さを取り戻したのか、ポツリ、ポツリとこの問題について語ってくれました。
「あなたの言うとおりよ。この問題は今、オランダでは大変、深刻な問題になってるの。
事の発端は60年代から70年代にかけて、オランダ経済が発展して労働者が不足したとき、主にモロッコから単純労働者を受け入れるようになったことなの。
オランダにやってきたモロッコ人の労働者は、教育水準が低く、オランダ語を学ぼうとせず、自分たちだけで固まって住むようになったの。
でも、オランダ政府はそんな状態を放置して、移民労働者をオランダ社会に溶け込ませるための努力は払わなかった。
政府は彼らが出稼ぎ労働で金を稼いだら、自分の国に帰っていくと考えていたのよ」
しかし、移民労働者は故国に帰らなかったといいます。
3年間とか5年間の契約期間が過ぎても、彼らはオランダに残留することを望み、例によって支援団体なるものが現れて、彼らの主張を支持したため、結局、彼らはオランダに居座ることになったのだそうです。
さらに移民たちは故郷から家族を呼び寄せるようになります。独身の労働者もオランダで結婚相手を見つけようとはせず、彼らの故郷であるモロッコの山間の村から花嫁を呼び寄せるのが普通だったといいます。
その結果、移民のゲットーはますます肥大するのですが、リベラル色の強い左派政権は、移民がオランダの国民と同等の社会保障が受けられるようにし、
さらに多文化主義の原則に従って、移民たちが子弟をアラビア語で教育する学校の建設を認め、それに対して補助金を出したといいます。
このへんは日本における在日朝鮮・韓国人に対する特別優遇措置と似ていますが、オランダのイスラム系移民2世の場合は、家庭でアラビア語しか話さず、学校でもアラビア語で授業を受けることから、
オランダで生まれ育ったにもかかわらず、十分なオランダ語の能力を持たず、それがネックになって、就職が困難になっているのだそうです。
その結果、移民2世の失業率が高まり、失業した若者が非行化して、彼らによる犯罪が多発するようになったといいます。
また家庭でのイスラム教に従った厳格な躾と、オランダ社会の自由でリベラルな雰囲気のギャップに悩み、深刻なアイデンティティークライシスに陥る移民2世も多いそうです。
「現在、オランダは古くからのオランダ人社会と新しくやってきた移民社会に完全に分断されているの」
と彼女はいいます。
移民たちがオランダ社会に同化することを拒み、オランダ政府も多文化主義の名の下に、移民たちを積極的にオランダ社会に同化させようとしなかったことが分断を招いたということらしいですが、
ヨーロッパで暮らした実感からいわせてもらえば、オランダ人は、ホンネでは、浅黒い肌の移民たちを自分たちの仲間に入れたくなかったのではないかという気がします。
フランス人が移民を郊外のHLM(低所得者用住宅)に閉じ込めたように、オランダ人は、移民にオランダ人がやりたがらない3Kの仕事を与え、彼らをそのゲットーに閉じ込めたのです。
オランダ人が多文化主義を唱えたのは、その移民隔離政策を正当化するのに都合が良かったからで、決してその寛容さゆえではないと思いますね。
ちなみに南アフリカで悪名高い人種隔離政策、アパルトへイトを実施したボーア人はオランダ人入植者の子孫です。
オランダ人にとっての大きな誤算は、いつのまにか、移民社会が無視できないほどの規模に膨れ上がり、既存のオランダ人社会に敵対する集団として存在するようになったことです。
「現在、オランダの人口の8人に1人が外国人なの。オランダは人口の少ない小国だから、そのうち、移民に乗っ取られてしまうんじゃないかと心配なのよ」
移民は大都市に集中して住む傾向があるため、現在すでにアムステルダムやロッテルダムの人口に占める移民の割合は半数近くに達しており、
イスラム女性の出産率の高さを考えると、彼女の心配を杞憂として一笑に付すことはできません。
現在、オランダでは、左派の政治家までが多文化主義は誤りであったと明言するようになり、移民排斥を主張する右翼政党が急速に支持率を伸ばしているそうですが、
いったん住み着いてしまった移民を追い出すのは容易なことではないでしょう。
無理に彼らを祖国に送還しようとしたら、人権団体が黙ってないでしょうし。
「結局、あたしたちオランダ人が悪いのよ。移民を受け入れたのはあたしたちオランダ人なんだから。現在の事態を生み出したのはオランダ人自身なの。誰も責めることはできないのよ」
彼女の嘆く言葉を聞いて、とても他人事とは思えませんでした。
日本もまた、オランダと同じ道を辿ろうとしているとしか思えないからです。
私は在日朝鮮・韓国人についてはあまり心配していません。
在日韓国人については、その80%が日本人と結婚しているというデータが示すように実質的に日本人に同化していますし、
在日朝鮮人については、北朝鮮の現体制は遠からず崩壊し、それに伴って朝鮮総連も解体し、朝鮮籍の在日は韓国籍に移行し、在日韓国人となって日本に同化していくことが予想されるからです。
私が恐れているのは中国人です。
現在、永住外国人に地方参政権を付与する問題が論議を呼んでいますが、対象となる「永住外国人」の内、在日韓国人は減少傾向にあるのに対して、逆に在日中国人の数は増えているのです。
すでに東京都の人口の100人に一人が中国人になっているそうですが、中国人は、海外に出た場合、チャイナタウンを作って、自分たちだけで固まって住む傾向があります。
東京でも、池袋で商売を営む中国人たちが「池袋チャイナタウン」構想を打ち出していると聞いています。
もしこのままのペースで在日中国人の数が増大し、彼らが日本各地にチャイナタウンを作って住み着くようになれば、
日本は現在のオランダと同様、国内に日本社会に同化することを拒絶する、反日民族集団を抱え込むことになります。
バックに控えているのがモロッコなどとは比較にならない強大な国家、中国であることを考えると、状況はより深刻です。
「結局、あたしたち日本人が悪いのよ。中国人を受け入れたのはあたしたち日本人なんだから。現在の事態を生み出したのは日本人自身なの。誰も責めることはできないのよ」
10年後か20年後に、日本人がこういって嘆く日が来ないように祈るばかりです。
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