[2] “撃墜王”が語った日本の戦争の意義

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通りすがり
2007/12/18 07:20 PM
坂井三郎さんの発言は途中できられてますね。石原も中途半端なw

坂井さんの言葉をはっておくのでよく読んでくださいな。

▲敗戦した、しかし戦争の目的は果たした
 
 この間からいろんな雑誌や新聞に石原慎太郎さんが私のこと書いています。これはどういうことかといいますと、戦争が終わって50年、終戦時に軍人であったもの、外交官、誰かを呼んで話を聞こうと。有楽町の外人記者クラブで。その第1号に選ばれたのが私です。代表者の質問で、太平洋戦争をどう思うかと聞かれました。いい質問です。そんな大きなテーマをこの短い時間に与えられても困るけれども、どう思うかといわれたら私はこう答えると。太平洋戦争は負けるべくして刀折れ矢は尽きて日本は惨敗したけれども、戦争の目的は果たしたと思う、といったんです。
 
 日本の昔からの格言に、泥棒にも三分の理屈、というのがあります。敗戦国日本にもそれ以上の言い分がある。
 戦争の目的は果たしたとは、どういう意味だと聞かれました。太平洋戦争は我々大東亜戦争といって始まった。戦前国際連盟に加入していた国は、独立国家で約50ヶ国。現在、国連170ヶ国ほどです。その中身を見てくれ。戦後、アジア・アフリカ、南アジアの端々まで、独立し得た国は99パーセント有色人種。アングロサクソンに搾取されてきたこれだけの民族が独立した。これが我々日本人のやったことなんだと。
 ブーイングが出始めましたので、黙れといいました。
 泥棒にも三分の理屈。これだけの戦争で100パーセント日本が悪いとは何事だ。たった一日しか変わらない。昭和16年の12月7日まで白色人種は何をやったのかと。あのアヘン戦争、清民族をアヘン中毒にして制覇しようとしたイギリス。フランスのベトナム政策。本土より何十倍も広大なオランダの植民地。なんという残虐搾取をやってきたのか。たった一日しか変わらない。解放しようと戦った日本人が全部悪くて、君ら何百年の植民支配を罪悪だと思わないのかと。これを誰が処罰するのか。
 だから私が戦争の目的は果たしたというのはここなんだと。そういわなければならない。百何十万の私の戦友が靖国神社に眠っているときに、君らの死は無駄であったと言えますかと。これだけのあなた方の犠牲のおかげで、これだけの国が独立し得たぞと。白色人種の制覇を振り切って、独立し得たぞと。これはあなた方の犠牲のおかげですと。戦友たちの霊にそういわなければ、私は挨拶に行けないんだと。あなた方の言い分もあるでしょう。しかし、どう思うかといわれたら、私は戦争は負けたが目的は果たしたという。白色人種で独立し得た国はイスラエル一国だけじゃないかと。これだって100パーセント白色人種の国とはいえませんぞと。あなた方は、昭和16年の12月7日まで世界中で何をやってきたのかと。日本は必要以上の占領政策やったかもわからないけど、わずか3年半だと。みんなしーんとなってしまいまして(笑)。それから天皇責任論になっていきましたけど。
 
 この開戦の詔勅を見てくださいと。これを読んで、この方に責任がないといったら世の中の道義がひっくり返ってしまう。共和国であれば大統領が、君主国であればキングか天皇。勝てば最大の名誉、負ければ最大の責任当り前だと。ただしどのような責任の取り方かは日本国憲法の定めるところによるものであって、橋本の論ずるところではないと。あるかないかといえばあるに決まっていると。質問すること自体おかしい。
 そうしたら慎太郎が、たたたと来て、先生同感ですと(笑)。いろんな雑誌に、坂井三郎先生がこういうことをちゃんと明言されたと書いてくれた。この間も長岡の私のファンから電話があって、いま石原慎太郎さんの講演会がありまして、坂井三郎先生がこういうことをいわれたというお話が15分ほどありまして、ということで、ああそうかいと。正論というものは勇気を持って発言しなきゃダメですよ。
 日本人は発言能力がない。誰かがいったことに、ああ俺もそう思うという人が多い。私どもよく講演会やりますが、質問しなきゃならん話しているのに質問がないということは、全くわかっていないのか、こんな質問したら笑われやしないかと思っている。誰か勇気をふり絞っていいますね、ああ俺もそれ質問しようと思っていたと、みんなそうなんですよね。

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