Comments
- 2009/06/22 10:21 PM
- 関係あるか分からんが
「2020年の挑戦」って
知ってる?
- 2009/06/22 10:23 PM
- 関係あるか分からんが
「ティコ ムーン」って
知ってる?
- vsepr
- 2009/06/22 11:53 PM
- いつも大変興味深く読ませていただいております。
また、日々のテキスト起こしご苦労様です。家にテレビがないため、大変助かっています。
さて、私は臓器移植の一番の問題とは、倫理等よりも、マスコミの報道の仕方であると感じています。
例えば、「脳死状態」の子供を持つ親が、「この子はまだ生きています」等と主張する番組をよくマスコミは報道しますが、
「いや、ドナーにならないのなら脳死にはなれないだろ」
と突っ込める人はどれくらいいるでしょうか。
現行法だろうが改正案だろうが、脳死とはドナーになる人に限定的に適応される特殊な死の定義であることが明示されていますから、ドナーにならないのであれば、必然的に脳死にはなりえません。
そういう人たちは、いわゆる植物状態であるだけであって、脳死ではないのです。
マスコミはどうしてこういう正確な言葉遣いをしないのでしょうか。
まるで臓器移植法改正案は、そこら中のいわゆる植物状態の人を脳死としていく、悪魔の法律であるかのごとき報道です。
また、マスコミは臓器移植の予後(余命)について、ほとんど報道しません。
その結果、臓器移植を「死にそうな人に臓器を移植すれば『健康』になる」と考えている国民は多いです。しかし残念なことに、現実のデータから考えると、臓器移植とは「死にそうな誰かの死期を少し延ばすために、死にかけている誰かの死期を少し早めるもの」でしかありません。
もちろん、腎臓移植や角膜移植など、移植することでレシピエントのQOLを著しく改善するものもあることは事実ですが、例えばよく海外に行く心臓移植の場合、1年で2割、3年で3割、5年で4割、そして10年で5割5分のレシピエントが死んでいきます。25年以上の生存例はありません。
ですから、例えば心臓移植した2歳の子供であれば、30歳前にはほぼ亡くなることになってしまいます。
確かに余命については最近改善されているとはいわれますが、それでも、一生免疫抑制剤を飲み続け、なんでもない風邪すら致死的になりえるという綱渡りが一生続いていくことに、変わりはありません。
移植した、元気になった、お涙頂戴、なんて移植はありません。
移植してから、残された短い一生を賭けた戦いが始まるのです。
それでも移植を勧めますか。
生きていればそれでいい、のでしょうか。そこは、国民に広く議論があっていいところです。
私は、脳死の問題についての議論とは、国民一人ひとりがそういう正しい認識を持ってからするべきことだと思うのです。
国民に広く正しい認識がなければ、正しい倫理は生まれますまい。
ですから、お涙頂戴番組に終始し、移植の現実に蓋をするような現在の報道は、悪魔的だと思うのです。
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