Comments
- むうみん@ぶたぢるさん
- 2007/07/16 03:05 PM
- >にゃはにゃは様
「Sexual slavery」は白人の強制売春制を表す隠喩として19世紀に使用され始めた「White slavery」から派生したものですので、「強制的売春」以上の意味を持つことはほとんどありませんよ。
- なつなつ
- 2007/07/16 05:51 PM
- 読売のマニフェストに関するネットモニター調査では、民主党の方を支持する人が多かったようですね。年金の一元化や、財源を税金にするが増税はしないとか、私には実現可能な政策とは思えないのですが、世の中の人たちはそうではないようです・・・
あと、慰安婦決議案ですが、決議案を読むと、"sexual slavery"の他にも"sexual servitude"や"sexual enslavement"という奴隷を意味するような単語が並び、"
"comfort woman"=「性奴隷」という印象を受けます。実際、この法案をめぐって、米メディアは、慰安婦のことを"sex slave"と報道していましたし、元の意味がどうであれ、"sexual slavery"は強制売春以上の意味になっているのではないでしょうか。
- ポンタ
- 2007/07/16 08:17 PM
- NHKがまたアンケートやってますね。
9条改正反対の大キャンペーンで特定の政党に打撃を与えようと言うつもりなのでしょうか?「笑」
- にゃはにゃは
- 2007/07/16 10:53 PM
- まあ、翻訳会社のアメリカ人やイギリス人のネイティブチェッカーが間違っているとでもおっしゃるのかしらねぇ。彼らは、文書の著者や関係者に直接リサーチもしているんですよ。それとも、ネイティブチェッカーという言葉の意味すら理解できていなかったのかしら?
あるいは、マイクホンダがCoerced into prostitutionからSexual slaveryに表現を変えた意図が理解できないとか?ネイティブなら理解できるんですがねぇ。(普通の日本人でもまともな人なら、前回の私の説明で理解できると思いますが)
で、そのホンダの意図を明確にするためには、性的奴隷制度という言葉を使わなければ日本人に正しく伝わらないというのがネイティブチェッカーの見解なわけです。
翻訳という作業は、書いた人の意図を明確にしなければ翻訳にならないのですよ。言葉の由来などは関係なく、その文書でどう使われているか、および事実がどうなっているかが重要なんです。だからリサーチを行うネイティブチェッカーがいるのです。
因みに、下記はEnglish Wikipediaの冒頭説明ですが、これを見ただけでもSexual slaveryがForced prostitution以外の意味でも使われているのが分りますね。
Sexual slavery is a special case of slavery which includes various different practices:
1. forced prostitution
2. single-owner sexual slavery
3. ritual slavery, sometimes associated with traditional religious practices
4. slavery for primarily non-sexual purposes where sex is common or permissible
In general, the nature of slavery means that the slave is de facto available for sex, and ordinary social conventions and legal protections that would otherwise constrain an owner's actions are not effective. Female slaves are at highest risk of sexual abuse and sexual slavery.
http://en.wikipedia.org/wiki/Sexual_slavery
さらに上記リンクを開けば、Sexual slavery in East and Southeast Asia during World War IIのComfort womenの項目には、しっかりとrecruited by force or deception to serve as sex slaves(「性奴隷」として働かせるため強制されたり騙されたりした)と書かれています。これが米国での一般的な見解です。
このように慰安婦問題で使用されているSexual slaveryは性奴隷として働かせるシステムと定義されているわけですから「性的奴隷制度」が適訳なのも、普通の頭の人なら理解できることでしょう。
Sexual slaveryという言葉は、ユニセフなどの児童人権関連文書にも多用されており、こちらも全て性的奴隷制度と訳されています。なぜなら従来の強制売春事件を超えた組織的人権侵害が顕著になっており、その現実を伝える必要があるからです。日本語の強制売春では、Sexual slaveryの実態を表現できません。
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