「アンカー」北後継問題と民主代表選外国人投票問題(尖閣中国船も)
■9/8放送「アンカー」青山繁晴の“ニュースDEズバリ”
北朝鮮の後継者問題と日本の民主党代表選。いずれも世界は注目しています。
先週少し触れてくれた民主党代表選に在日外国人が投票できる問題について、今日は後半部分でじっくり解説してくれました。
コーナー前に、尖閣諸島で中国漁船が巡視船に接触した問題についてニュース報道&青山さんの解説がありましたので、まずこの部分を要旨のみ記述、続けてコーナー本編は完全起こしでお送りいたします。
さらに番組最後の方で、鈴木宗男議員上告棄却で実刑確定へ…についても青山さんの解説がありましたので、ここの部分も要旨を最後に付けました。
コーナー本編は間投詞(「あの」「その」など)や言い直しもできるだけ再現しました。但し、細かい相づちなどは支障のない範囲でカットしています。
YouTubeに動画を見つけられなかったため、画像はテレビ画面からデジカメで撮影しました。粗いですがご容赦下さい。
内容紹介ここから____________________________
…………青山さんのニュース解説(あくまで要旨)…………
( )内は山本浩之キャスターの発言です
■沖縄・尖閣諸島中国漁船巡視船接触問題 海上保安庁、逮捕の漁船船長の身柄を移送(FNN9/8)
■尖閣諸島中国漁船接触問題 仙谷官房長官「わが国の法令に基づいて厳正に対処」(FNN9/8)
■尖閣諸島沖で海保巡視船と中国漁船が接触 中国外務省「この海域は以前から中国領土」(FNN9/7)
■尖閣諸島中国漁船接触問題 反日団体のメンバーら、北京の日本大使館前で抗議活動(FNN9/8)
(ま、あれだけのことをしているわけですから逮捕は当然。今回、日本政府の対応も含めて青山さんはどういうふうに?)
まず今のVTRの中で中国外務省の女性の副報道局長は、尖閣諸島あたりのことを古くから中国の領土とおっしゃったが、はっきり言うと噴飯物。世界が笑いかねないぐらい間違った主張。客観的な事実として、まず1952年にサンフランシスコ講和条約が結ばれて日本が独立を回復した時に、尖閣諸島や沖縄諸島を含む南西諸島は日本のものであるけれども、当面はアメリカが施政権を持つというのが条約に書いてあった。そのあと20年かかって沖縄は日本に返ってきたが、問題はその1952年の条約の条文の中に、尖閣諸島は日本のものという趣旨が書き込まれている。その時は今の中華人民共和国が成立してすでに3年経ってたから、古くから領土と言うならそこで当然声を挙げるべきなのに一言の声もなかった。最初に声が挙がったのは、1969年になって尖閣諸島の海の下に天然ガスや資源があるってことが分かってから突然、古くから自分の領土だと言い出したわけですから、これはもう日中が争ってるんじゃなくて、国際社会から見て、どの立場で見ても日本の領土であって、中国と、台湾なんかも領有権主張してますが、こういう中国含む一部の国だけがあとからこういうことを言い始めたってことなんですよ。
(国際的なその認識の中では日本の領土なんだというものだが、こういうことが起こる度に、中国側から官民歩調を合わせて抗議行動をとる。これ今後に向けて日本政府はやはりこの問題だけじゃなく、○○していくとしたら、どういうふうなやり方が?)
まず今の中国の外務省の会見だけじゃなく、大使館前の抗議行動とか見て、日本国民の側にも感情的な高ぶりがあると思うが、中国政府はもっとしたたかで、いずれ、できたら中国は領土問題に格上げしたい。今、領土問題にすらなってない。で、格上げして、たとえば仮に国際司法裁判所とか国連海洋法条約裁判所で争うことがあるとしたら、こういう時にこう積み上げをしておきたいんですよ。中国はこういう時にはこう主張したと。そのためにやってるので、感情に流されて中国政府はやってるわけじゃない。中国共産党はもっとしたたかだから。だから日本政府で大事なことは、ネットの書き込みその他ははっきり言うと無視していいが、あるいは抗議行動も、ま、そのまま見とけばいいが、中国政府のやること言うことにはひとつひとつ、全てに渡って克明に反撃しないといけない。
(ガス田の共同開発にしても、交渉自体は話が始まっていると。だから今後、外交問題も含めて非常に複雑になってくると思う。きちんとしていかなきゃいけないということですね)
ガス田も、本当は天然ガスだけじゃなくて、新しい資源のメタンハイドレートもこの尖閣諸島周辺に埋蔵されてるってことは中国は分かってて、それも見据えてやってるわけだから、ガス田交渉だけにとらわれるのではなく、全体を私たちは良く見るべき。
■民主党代表選 菅首相、再選された場合の小沢前幹事長の処遇について言及避ける(FNN9/8)
■民主党代表選 原口総務相、小沢前幹事長支持を明らかに(FNN9/8)
(代表選の動きについてコメントを頂く前に、青山さんからひとつ発言があります)
先週の僕のコメントについて、申し訳ない、訂正をひとつしたいんですけれども。消費税が代表選のいわば焦点のひとつになってまして、菅さんが、小沢さんはかつて細川内閣の時に国民福祉税を持ち出して、実質、消費税の値上げを言ったじゃないかという指摘をした時に、僕から、あの時消費税を2%上げて7%にしようとしたと申しましたが、あの時まだ消費税は3%の時代でしたから、正確には4%上げて7%に、当時の小沢さんが細川さんと一緒にしようとしたというのが正しいことです。すみません。お詫びして訂正します(礼)。
(代表選をめぐる動きですが、菅内閣の閣僚として初めて小沢さん支持を明確に原口総務大臣が表明しましたが)
原口さんは前から小沢さんに近いっていう立場をだんだん鮮明にされてたが、今日の会見で、菅首相は一生懸命頑張ってるけども、このスピードでは円高対策に間に合わないってことをはっきり言われて、その上でわざわざ会見で小沢さんを支持したということは、現首相に代わってほしいと言ってるわけですね。これは原口さんは辞表を出さなきゃいけないと思います。それは法の精神から言っても、自らを任命した首相に代わってくれということは、このまま閣僚を続けるわけにはいかないということだと思う。新聞報道で、閣僚は辞任しないって数文字だけ書いてあったが、そうじゃなくて、なぜ辞任しないのかってことをきちんと報道すべき。
(代表選の行方については、激しい戦いで票も読めないところもあるが)
僕の古巣の共同通信の調査も含めて、各紙ともギリギリ競り合ってる段階で、しかもまだ6日ある。ただ小沢さんが当初描いてた戦略と、今の途中の経過が違ってるのは確かで、小沢さんご本人も含めて周りも、小沢さんががんがんテレビに出て街頭演説もやったら、政治とカネ問題はあっても支持は高まると。つまり菅さんよりもやっぱり物の言い方がはっきりしてるから。菅さん、何をやりたいのかよく分からないが、小沢さんはやりたいこと、とにかくバラマキと言われようともそれが内需拡大だと言ってる。でも、そう言ってもしかし支持が全然高まってこないと。それは国会の外、世論の支持が高まってこないのは誤算は誤算。でも同時に国会議員の票のウエイトが大きいから、6日間、先はまだはっきり分かりません。
…………以下、“ニュースDEズバリ”全文起こし…………
■北朝鮮の中国との国境に近い町で、労働党代表者会に関係するとみられる動きを確認(FNN9/8)
山本浩之
「さ、この北朝鮮をめぐる動向については、このあとの“ニュースDEズバリ”のコーナーで、今日は詳しく伝えてもらえるということですけれども」
青山繁晴
「はい。あの、今のVTRでも、北朝鮮の普通の人々の、普通の国民の、もう本当に困難な生活ぶりが出てましたけれども、そしてその北朝鮮が、日本国民をたくさん誘拐していったままになってるわけですけれどもね。で、そういうことはありながらも、実は、1989年にベルリンの壁が崩壊して、冷戦が音を立てて崩れていって、世界の国境線もずいぶんこう変わったわけですよね。その中でその、私たちの日本を含む北東アジアだけがずーっと冷戦時代のまま、いわば変わらずに来たんですね。北朝鮮も韓国も中国も台湾も日本もそのままずーっと続いてきたんですが、それがいわばこう、ナイアガラの滝に近づいていく時に、湖って案外すごく静かで、平らなんですよね。それがもう滝になったら突然ものすごい勢いで落ちていって、もう巻き込まれたら誰も元に戻れないと。そのナイアガラの滝が近づいていくような雰囲気を世界がこう感じていて、で、その中で起こってることがたとえば北朝鮮の指導者の交代じゃないか。それから日本でも実はあの、非常に混乱した状態で次の首相選びが行われていると、いうのが実は世界の関心事になってるんですね。えー、その意味で今日の最初のキーワードはこれです(フリップ出す)」
北朝鮮の後継体制はどうなる?金一族の支配続くか?党代表者会の行方は?政治危機を青山ズバリ
北朝鮮の後継者問題と日本の民主党代表選。いずれも世界は注目しています。
先週少し触れてくれた民主党代表選に在日外国人が投票できる問題について、今日は後半部分でじっくり解説してくれました。
コーナー前に、尖閣諸島で中国漁船が巡視船に接触した問題についてニュース報道&青山さんの解説がありましたので、まずこの部分を要旨のみ記述、続けてコーナー本編は完全起こしでお送りいたします。
さらに番組最後の方で、鈴木宗男議員上告棄却で実刑確定へ…についても青山さんの解説がありましたので、ここの部分も要旨を最後に付けました。
コーナー本編は間投詞(「あの」「その」など)や言い直しもできるだけ再現しました。但し、細かい相づちなどは支障のない範囲でカットしています。
YouTubeに動画を見つけられなかったため、画像はテレビ画面からデジカメで撮影しました。粗いですがご容赦下さい。
内容紹介ここから____________________________
…………青山さんのニュース解説(あくまで要旨)…………
( )内は山本浩之キャスターの発言です
■沖縄・尖閣諸島中国漁船巡視船接触問題 海上保安庁、逮捕の漁船船長の身柄を移送(FNN9/8)
■尖閣諸島中国漁船接触問題 仙谷官房長官「わが国の法令に基づいて厳正に対処」(FNN9/8)
■尖閣諸島沖で海保巡視船と中国漁船が接触 中国外務省「この海域は以前から中国領土」(FNN9/7)
■尖閣諸島中国漁船接触問題 反日団体のメンバーら、北京の日本大使館前で抗議活動(FNN9/8)
(ま、あれだけのことをしているわけですから逮捕は当然。今回、日本政府の対応も含めて青山さんはどういうふうに?)
まず今のVTRの中で中国外務省の女性の副報道局長は、尖閣諸島あたりのことを古くから中国の領土とおっしゃったが、はっきり言うと噴飯物。世界が笑いかねないぐらい間違った主張。客観的な事実として、まず1952年にサンフランシスコ講和条約が結ばれて日本が独立を回復した時に、尖閣諸島や沖縄諸島を含む南西諸島は日本のものであるけれども、当面はアメリカが施政権を持つというのが条約に書いてあった。そのあと20年かかって沖縄は日本に返ってきたが、問題はその1952年の条約の条文の中に、尖閣諸島は日本のものという趣旨が書き込まれている。その時は今の中華人民共和国が成立してすでに3年経ってたから、古くから領土と言うならそこで当然声を挙げるべきなのに一言の声もなかった。最初に声が挙がったのは、1969年になって尖閣諸島の海の下に天然ガスや資源があるってことが分かってから突然、古くから自分の領土だと言い出したわけですから、これはもう日中が争ってるんじゃなくて、国際社会から見て、どの立場で見ても日本の領土であって、中国と、台湾なんかも領有権主張してますが、こういう中国含む一部の国だけがあとからこういうことを言い始めたってことなんですよ。
(国際的なその認識の中では日本の領土なんだというものだが、こういうことが起こる度に、中国側から官民歩調を合わせて抗議行動をとる。これ今後に向けて日本政府はやはりこの問題だけじゃなく、○○していくとしたら、どういうふうなやり方が?)
まず今の中国の外務省の会見だけじゃなく、大使館前の抗議行動とか見て、日本国民の側にも感情的な高ぶりがあると思うが、中国政府はもっとしたたかで、いずれ、できたら中国は領土問題に格上げしたい。今、領土問題にすらなってない。で、格上げして、たとえば仮に国際司法裁判所とか国連海洋法条約裁判所で争うことがあるとしたら、こういう時にこう積み上げをしておきたいんですよ。中国はこういう時にはこう主張したと。そのためにやってるので、感情に流されて中国政府はやってるわけじゃない。中国共産党はもっとしたたかだから。だから日本政府で大事なことは、ネットの書き込みその他ははっきり言うと無視していいが、あるいは抗議行動も、ま、そのまま見とけばいいが、中国政府のやること言うことにはひとつひとつ、全てに渡って克明に反撃しないといけない。
(ガス田の共同開発にしても、交渉自体は話が始まっていると。だから今後、外交問題も含めて非常に複雑になってくると思う。きちんとしていかなきゃいけないということですね)
ガス田も、本当は天然ガスだけじゃなくて、新しい資源のメタンハイドレートもこの尖閣諸島周辺に埋蔵されてるってことは中国は分かってて、それも見据えてやってるわけだから、ガス田交渉だけにとらわれるのではなく、全体を私たちは良く見るべき。
■民主党代表選 菅首相、再選された場合の小沢前幹事長の処遇について言及避ける(FNN9/8)
■民主党代表選 原口総務相、小沢前幹事長支持を明らかに(FNN9/8)
(代表選の動きについてコメントを頂く前に、青山さんからひとつ発言があります)
先週の僕のコメントについて、申し訳ない、訂正をひとつしたいんですけれども。消費税が代表選のいわば焦点のひとつになってまして、菅さんが、小沢さんはかつて細川内閣の時に国民福祉税を持ち出して、実質、消費税の値上げを言ったじゃないかという指摘をした時に、僕から、あの時消費税を2%上げて7%にしようとしたと申しましたが、あの時まだ消費税は3%の時代でしたから、正確には4%上げて7%に、当時の小沢さんが細川さんと一緒にしようとしたというのが正しいことです。すみません。お詫びして訂正します(礼)。
(代表選をめぐる動きですが、菅内閣の閣僚として初めて小沢さん支持を明確に原口総務大臣が表明しましたが)
原口さんは前から小沢さんに近いっていう立場をだんだん鮮明にされてたが、今日の会見で、菅首相は一生懸命頑張ってるけども、このスピードでは円高対策に間に合わないってことをはっきり言われて、その上でわざわざ会見で小沢さんを支持したということは、現首相に代わってほしいと言ってるわけですね。これは原口さんは辞表を出さなきゃいけないと思います。それは法の精神から言っても、自らを任命した首相に代わってくれということは、このまま閣僚を続けるわけにはいかないということだと思う。新聞報道で、閣僚は辞任しないって数文字だけ書いてあったが、そうじゃなくて、なぜ辞任しないのかってことをきちんと報道すべき。
(代表選の行方については、激しい戦いで票も読めないところもあるが)
僕の古巣の共同通信の調査も含めて、各紙ともギリギリ競り合ってる段階で、しかもまだ6日ある。ただ小沢さんが当初描いてた戦略と、今の途中の経過が違ってるのは確かで、小沢さんご本人も含めて周りも、小沢さんががんがんテレビに出て街頭演説もやったら、政治とカネ問題はあっても支持は高まると。つまり菅さんよりもやっぱり物の言い方がはっきりしてるから。菅さん、何をやりたいのかよく分からないが、小沢さんはやりたいこと、とにかくバラマキと言われようともそれが内需拡大だと言ってる。でも、そう言ってもしかし支持が全然高まってこないと。それは国会の外、世論の支持が高まってこないのは誤算は誤算。でも同時に国会議員の票のウエイトが大きいから、6日間、先はまだはっきり分かりません。
…………以下、“ニュースDEズバリ”全文起こし…………
■北朝鮮の中国との国境に近い町で、労働党代表者会に関係するとみられる動きを確認(FNN9/8)
山本浩之
「さ、この北朝鮮をめぐる動向については、このあとの“ニュースDEズバリ”のコーナーで、今日は詳しく伝えてもらえるということですけれども」
青山繁晴
「はい。あの、今のVTRでも、北朝鮮の普通の人々の、普通の国民の、もう本当に困難な生活ぶりが出てましたけれども、そしてその北朝鮮が、日本国民をたくさん誘拐していったままになってるわけですけれどもね。で、そういうことはありながらも、実は、1989年にベルリンの壁が崩壊して、冷戦が音を立てて崩れていって、世界の国境線もずいぶんこう変わったわけですよね。その中でその、私たちの日本を含む北東アジアだけがずーっと冷戦時代のまま、いわば変わらずに来たんですね。北朝鮮も韓国も中国も台湾も日本もそのままずーっと続いてきたんですが、それがいわばこう、ナイアガラの滝に近づいていく時に、湖って案外すごく静かで、平らなんですよね。それがもう滝になったら突然ものすごい勢いで落ちていって、もう巻き込まれたら誰も元に戻れないと。そのナイアガラの滝が近づいていくような雰囲気を世界がこう感じていて、で、その中で起こってることがたとえば北朝鮮の指導者の交代じゃないか。それから日本でも実はあの、非常に混乱した状態で次の首相選びが行われていると、いうのが実は世界の関心事になってるんですね。えー、その意味で今日の最初のキーワードはこれです(フリップ出す)」
TV番組内容紹介 | - | trackbacks (1)