青山繁晴さんが参議院予算委員会に参考人として出席

2011.05.13 Friday 19:40
くっくり



 続いて、衛藤議員が、地震発生当日(3月11日)から翌日にかけての原発事故対応の初動の遅れについて、政府及び東電を追及。

 この間、青山さんは東電の清水社長、原子力安全委員会の斑目委員長の間に挟まれた形で座られてましたが、色んな意味で窮屈そうに見えました(^_^;

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 その後、地震翌日に行われた菅首相の福島第一原発の視察、これが現場の事故対応の邪魔になったのではないかという問題について、衛藤議員が「あなた自身が人災のもとを作った」と首相を追及。

 そして、このことを安全保障・原子力の専門家の観点からどう思われるかということで、青山さんにコメントが求められました。

 それに対する、青山さんの答弁。

「えー、今、衛藤先生がお聞きになったことについては、私は、事実、を確認したことだけを述べたいと思います。事前に聞いていた話を、福島第一原発の現場に行きまして、色々な方々に確認した限りにおいては、3月12日の午前6時50分に、総理が福島第一原発にお見えになることについて、東電本店から、現場に指示が降りてきて、準備してほしいと、いう連絡があったと。で、そのあと、その9分後の6時59分に、海江田経産大臣から、ベントの指示があったと。で、そのあと、午前7時11分に総理が、自衛隊のヘリでお見えになったと。えー、現場で確認できたのは、事実としては、そこまでです。従って、えー、6時50分に、準備するようにと指示があったということは、おそらく福島第一原発の中で、総理をお迎えするための準備はせねばならなかったであろうと。だから、そこの部分は、他の作業に加えて、必要であったことは間違いないと考えています。えー、但しこれは、衛藤先生にもフェアに申し上げたいんですけれども、私が福島第一原発の現場に今回入ったのは、えー、検証のためではなくて、私はジャーナリストではありませんので、実務家として入ったのは、あくまで現場を把握して、吉田所長以下と、今後どうするかを話し合うためでしたから、先ほどの話に戻りますと、6時50分に東電本店から指示があったことは確認いたしましたが、それによって他の作業にどの程度影響あったかということは、私は現場で一言も聞きませんでしたから、ここでその判断を言うというのは、フェアじゃないと思います。ただ、さっき衛藤先生がおっしゃった、一人の安全保障、国家安全保障の専門家として申せば、普通はリーダーというのはむしろ、この際は、例えば日本ですと総理官邸の執務室か、あるいは官邸のシチュエーションルームにいらっしゃるのが適切ではないかと、これは個人的にはこう思います。但しそれは、福島第一の原発に、いや、現場に行ったからそう思うのではなくて、原則としてはそのように考えております。以上です」

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