3月11日に天皇皇后両陛下がなされた事
2011.05.02 Monday 03:49
くっくり
また、歴史的に天皇や皇室が日本国民にとって有り難い存在であると理解しているから、という理由でもないと思います(もちろんそういう被災者の方も中にはおられるでしょうが)。
被災者の方々は、両陛下の過去から現在に至るまでのその立ち居振る舞いから、両陛下が無私無欲の存在であり、「公」の体現者であることを直感しているのです。
所功先生のお話にあったような両陛下の細かなエピソードとかは知らなくとも、両陛下が国民の身に起きた不幸を我が事として受け止められ、その不幸を分かち合おうとなさっていることが分かるから、喜びをもってお迎えするのです。
まさに昭和天皇の御巡幸の際に大金益次郎侍従長が記したような、「ただ日本人の血の叫び、魂の交流だけ」がそこにあり、「党派も貧富も階級もその障壁をなさない」光景が、この平成の御代にも繰り広げられているのだと、私は感じずにはおれません。
てか、そもそもが天皇と首相では次元が全く違いますから。
(比べるのも失礼な話ですが、いちおう書いてみます)
天皇は「権威」。日本の古来よりの歴史と伝統に根付いた存在です。制度ではなく自然に形成されたものです(後になって「制度」が憲法や皇室典範に定められはしたものの)。何より、長年に渡って積み上げられてきた国民との「絆」があります。
一方、首相は「権力」。議院内閣制の国家の行政府の長として、制度の中で人工的に作られたに過ぎない存在です。
また、両陛下はご自分たちのご使命が何であるかもよく理解されています。
が、少なくとも、今の首相の菅さんはそこのところが未だに理解できていないようです。
仮に、今の首相が菅さんでなくてもっと人間の出来た人だったら(両陛下のように「無私無欲」でとは言わないまでも、誠実に被災地対応・原子力災害対応に当たる人だったら)、被災者の方々もそれなりに敬意を払ったかもしれません。
が、菅さんの場合は誰が見ても私心まみれ、私欲まみれなのがバレバレですから。
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2009年4月10日、両陛下はご成婚50周年(金婚式)を迎えられましたが、その時2ちゃんねるにこのような書き込みがありました。
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