対北決議案採択、日本はよく頑張った
2006.07.17 Monday 03:18
くっくり
ま、肝心の決議文の中身を見ますと、
「国際平和と安全の維持に対する安保理の特別の責任の下で行動する」
「北朝鮮のミサイルや大量破壊兵器開発に、ミサイルやミサイル関連の品目、物資、商品、技術が移転されることを阻止するために必要な措置を、加盟国に要求する」
といった文言が盛り込まれてますので、もしこれらを無視して北朝鮮に便宜を計る国があれば、「国連の決議を遵守しない国」と認定されるでしょうから、実質的にはそれなりに拘束力はあると言えるんでしょうけどね。
ただ本音を言えば、これは前回のエントリーでも書いたけど、中国に拒否権行使されてもいいから、7章を明記した制裁決議案で押し通すというのもアリだったのでは?と。
つまり、中国に拒否権を行使させるという状況を作った方が良かったのでは?
そうすれば中国は「“ならず者国家”北朝鮮の味方」という認定が下されて、国際社会での信用を落とし、北朝鮮問題における発言力も低下するから。
それでなくても先日、中国は北朝鮮の説得に失敗してますよね。その時点で発言力はかなり低下したはずなんです。
ここはひとつたたみかけて、「あんたが北を説得すると言うから採択を延期したのに、説得は失敗するわ、そのうえ拒否権は使うわ、あまりにも無責任じゃないの?」って方向に持ってってほしかった。
逆に言えば、中国がこれ以上窮地に立たされないよう、日米が今回は一定の配慮をしたってことなんでしょうね。
アメリカはあくまで「6カ国協議の枠組みの中でやっていく」という考えなので、議長国の中国のメンツを立ててやる必要があったんでしょう。
もっとも私は6カ国協議なんてほとんど意味がないと思ってるので(アメリカとだけしか交渉しないと北朝鮮が主張し続ける限りは)、ここはやっぱり中国を追いつめてほしかったという考えが捨てきれないとゆーか……(T^T)
でも今回、日本政府はよく頑張ったと思います。
欧米の関心がイスラエルのレバノン侵攻やイラン核問題に行っちゃったりして、運が悪い面もあったけど、それでもよく頑張った。
最初は圧倒的に優勢だったのが、フランスの二段階案が出たあたりで風向きが変わってしまった時、これまでの日本だったらズルズルとそちらに引きずられるであろうところを、本当によく踏みとどまったと思います。
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