「アンカー」レベル7の真相&震災対応より延命優先の菅政権

2011.04.14 Thursday 02:32
くっくり



 僕は、ご承知のことと思いますが、震災の初期の段階から菅さん辞めるべきだと申してきて、この『アンカー』で金曜日の森田実さんもそう申されてたそうですね。僕や森田さんがそう言ってた頃は、むしろ言ったために嫌がらせもずいぶんあったんですが、もうあれから1カ月弱の間にもうすっかり常識みたいになってしまったですね。菅さんがいることによってむしろ人災が増えていて、はっきり言うと菅さんが1日総理を続ければ1年分の国益が失われると言わざるを得ないぐらいの状況になってます。それが皮肉なことに与野党超えて常識になりつつあるんですが、しかし現実の問題として、菅さん辞めるつもり全くないんですよ。

 ということは、菅さんの意に反して辞めてもらわなきゃいけないから、ひとつにはやっぱり世論・国民が頑張らなきゃいけないということと、それから与野党超えて菅さんに辞めていただきたいとなってるんだという客観情勢を菅さんに分かってもらうしかない。

 その上で、菅さんが辞任やむなしになったとすれば、そのあとのことの方がむしろ課題ですね。現実に今どうなってるかというと、民主党の中で菅さん辞めたら私総理やりたいと思ってる人は、僕は端的に言うと2人だと思ってます。前は3人だったんですよ。前の3人は岡田さん、原口さん、仙谷さんだったと考えてます。ところが岡田さんは統一地方選挙があまりにも惨敗して、とてもその可能性はないですね。残ってるのは実質、原口さんと仙谷さんになるんですが、民主党から今回また総理が出て、それでそのあとの国会運営どうなるかというと、結局ねじれ国会のままですから、復興予算を執行するための法律も通らなかったり、復興は待ったなしの状況なのに国会運営がろくにできなくて、それが遅れるってことになりますから。

 ということは菅さんがもし、ついに責任を自覚されて辞められたとしたら、それが実現したとしたら、民主党から出るんじゃなくて、他の党か無所属から出なきゃいけないということだと思います。じゃあ自民党かといえば、申し訳ないけど谷垣さんが総理になったらまた別な意味のリーダーシップに課題が出てしまう。はっきり言うとリーダーシップ足りないと思いますから、そうするとじゃあ若い石破さんとか幹事長の石原伸晃さんに行くのかというと、今回は僕は若い総理はいけないと思うんですよ。

 今回だけは若くて野心たっぷりでどうしても我欲が出てしまう総理というのは要らないんです。ほんとは普段から我欲の強い人は困るんですが、こういう時期は特に要らない。どうしてかというと、要するに救国一致内閣を作らないといけない。その時に我欲がある人がなってしまったら、要するに批判が出にくい救国一致内閣をずるずる続けられたら困るんですよ。端的に言うと、僕はやっぱり半年しかやらない内閣だと思います。その先はやる気がないと。

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