「アンカー」原発事故で政府のズサン対応 青山繁晴×安斎育郎

2011.03.31 Thursday 02:21
くっくり



山本浩之
「そうですね」

青山繁晴
「これもいわば風評被害のひとつなんで、このあと、学者の先生も迎えて、お話ししますが、その時にチェルノブイリとあくまでも違うんだって話も改めていたします。先週した話と何も食い違うところはありません」

山本浩之
「はい。見えない敵と言われる放射性物質ですけれども、今、この私たちが知っておくべきことをこの際、専門家の方も交えて、このあと解説をしていただきたいというふうに思います」

(いったんCM)

山本浩之
「先週に引き続き、今週もこの原発事故に関連して、今私たちが聞きたいこと、専門家の方に伺っていきたいと思います」

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村西利恵
「ゲストは立命館大学・特命教授の安斎育郎さんです。よろしくお願いいたします」

山本浩之
「安斎さんは、放射線防護学がご専門で、長年原子力発電に関して問題提起もされてまいりました。その経験からもお話を伺いたいと思います。そして内閣府原子力委員会の専門委員を務める青山さんにも詳しく話を伺っていきます。どうぞよろしくお願いします」

image[110330-03tamari.jpg]

山本浩之
「まずお二人に伺いたいのがこちらです。福島第1原発2号機のこのたまり水。毎時1000ミリシーベルト以上の放射線量を検出とありますけれども、これは、安斎先生はまずどういうふうに分析されますか」

安斎育郎
「1000ミリシーベルト以上っていうんでね、実際は何千なのか何万なのかもわかんない。測定器が振り切れたっていうね。だけど1000ミリシーベルトって聞くと、専門家なら誰でも、急性の放射線障害が起こる、ま、しきい値っていうんですね、限界値だと。つまりそれだけ一時(いっとき)に浴びると、下痢とか嘔吐とかね、そういう直接、放射線影響が出てくるようなレベルなんですよね。それで、まあだけど一方では放射線のレベル、高いとは言いながら、原子炉は冷やさなきゃいけないと言ってるわけね。で、冷やそうと思って水入れると、それがあふれる、今そういう状態で、それをどうするかっていうのをね、ほんとにもっと真剣にね、緊急に考えないと、まあ、この事故、どっちに行くのかも見定めがつかない。それが非常に不安ですね、僕」

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