「アンカー」原発事故で政府のズサン対応 青山繁晴×安斎育郎
2011.03.31 Thursday 02:21
くっくり
山本浩之
「なるほど。お忙しいところをどうもありがとうございました。大阪医療センターの吉川医師と話をしました。いずれにしても青山さん、まず正しい知識を持たなきゃいけないっていうことは言えますよね、今回の事故にしても」
青山繁晴
「そうです。あの、まず放射線の基本知識のひとつの中にですね、僕らの身体の中に例えばカリウムっていう、生きていくためには絶対必要な物があるわけですけど、だいたい体重1キロにつき2グラムのカリウムがあります。で、そのカリウムの一部から放射線が出てるんですよ。だから大気中にあるだけじゃなくて、ヤマヒロさんも僕も自分から放射線を出してますから、だからその放射線の毒だけを例外扱いするっていうのは本当はそれは、そもそも誤解なんですよ。例えばタバコの害の方がもちろん大きかったりするわけですね。それとあとひとつね、さっきの吉川先生のおっしゃったことにも関連して、その9万9000人のスクリーニング実はやったわけですよ、調査をやったんですが、治療が必要な人はひとりも出てないんですよね。で、それはもうそこからしてチェルノブイリと全然違っててですね、もうこれあくまでチェルノブイリの事故にはならないっていうのは、チェルノブイリは事態が、緊急事態が起きてから、ほとんど数秒ぐらいの間に、原子炉が直接半分、吹っ飛んだわけですよ。で、だからまず時間的余裕が全くなかったわけですね。手の打ちようがなかった、そのあとで、もう爆発しちゃったから。だけど今回は、もちろん緊急事態がずっと続いてるんだけれども、もう20日目に入ってるわけでしょう。だから実は時間的余裕はチェルノブイリよりはあって、それから汚染レベルも全く違うわけです。その上でね、政府はほんとは言わなきゃいけないのは、最悪の事態は何かってはっきり言わなきゃいけない。最悪の事態は今回の場合は、圧力容器の底が抜けてしまって、そこから原子炉の中が100%出ていくことですけれども、しかしそれでもなおチェルノブイリのように、爆発で飛散するのと、おそらくは水と一緒に出ていくのと、それは違うわけです。チェルノブイリと一緒にならないってことをですね、考えるべきで、あと、もう(番組の)時間ないですけど、枝野官房長官の大失敗は、直ちには影響はないと言われたんで、中長期的にはみんなガンになるのかと、さっき安斎先生が指摘されたとおり、それがさっきの心理的な影響なんですよ。で、長期的に見ても、あ、クソ青山のだけ、すみません、青山の野郎の言うことだけでは信用できないでしょうから、例えばね、国立ガン研究センター、あるいは日本核医学会、そういうところのHPに出てます。中長期的にも、長期的にも、お子様もガンにはなりませんということが書いてますから、どうぞご覧になっていただきたいと思います」
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