「アンカー」原発事故で政府のズサン対応 青山繁晴×安斎育郎
2011.03.31 Thursday 02:21
くっくり
山本浩之
「そうすると循環システムが整うまで、その、まあカバーも待たなきゃいけないんですけど、このシステムっていうのは期間的にはどのぐらいの目途で…」
青山繁晴
「今申した仕組みっていうのは、実は極めて単純ですよね。だから実際に部品がちゃんと揃っていれば、日本の技術だったら僕は数日でできることだってあり得ると思ってるわけですよ。で、今ヤマヒロさんが聞いたとおり、この案を政府はこれやるんですと言ったら、じゃあ何日でできるんだと、部品集まってるのかと追及されるのがたぶん嫌だから言わないんですよ、本当のところは。そしてね、これは実は重大な問題があってですよ、今のその水があふれてる件について、原子力安全委員会の、つまり最高責任を本来取らなきゃいけない斑目委員長が、こんなことは知らないと、知識がないと、保安院やってくれっていう会見をしたわけですよ。これはもう本当に驚きでね。もともとたくさんどんどん放水していったわけですよ。それも本来は原子力発電所と縁が薄い、自衛隊や警察や消防でやっていったわけですから、当然水があふれて、その中に放射性物質が混じるってことは当然予想されたから、原子力安全委員会は何のためにあるかというと、そうなったから先を見越して、やがて水があふれるからその時に新しいポンプをつけなきゃいけない、あるいは現在のポンプも故障するから、故障してるだろうから、全国からポンプの部品を集積しとくっていうのが仕事なんですよ。それやってないから、だから政府の中で、縦割り行政で調整してやっと、僕がさっき言った案でまとまった時もまだ部品が集まってないっていうことにおそらくなるんですよ。それがこの日本の現状なんですよ。但し皆さん、僕が言ったこと、僕が勝手に言ってるんじゃなくて、政府の中のむしろ良心的な人間がそれ提案してて、それが実現できれば、実は事態っていうのは収束していきます」
山本浩之
「そうですか。もう、今こういう、次はこんな物質が見つかったとか、何千倍になったとかっていうですね、情報ばっかりこう出てくるもんですから、やはり不安とか焦りを感じてる人多いと思いますけれども、解はないわけじゃない」
青山繁晴
「解決策がないわけじゃない。それは、ヤマヒロさんがおっしゃったことはすごく大事なことで、僕のところにメールとかブログへの書き込みたくさんいただく中でね、若い人から高齢者の方までね、毎日毎日、原子力で新たな絶望的な話が流れて、心が病んでいくっていうメールがもうほんとに加速度のように増えてるわけですよ」
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