「アンカー」原発事故で政府のズサン対応 青山繁晴×安斎育郎

2011.03.31 Thursday 02:21
くっくり


山本浩之
「そうですね、一番根本のところでまずいんですよ」

青山繁晴
「普通に働いてる人だったらそれ怒りますよ」

山本浩之
「怒りますね。あの、会長が今日のこの会見で1号機から4号機に関して、廃炉にせざるを得ないということを、ま、言っておりますけども、それは当たり前のことですから」

青山繁晴
「当たり前です」

山本浩之
「それはもう割愛させていただきました。で、対策なんですけれどね」

青山繁晴
「ええ。それで、官房長官の枝野さんがあらゆる可能性の検討って言ってたんですが、これ本当は政府は今何をやろうとしてるかというと、このたくさん水があることについて、実は循環というのをやろうとしてるんです。それ何かというとですね、当面は例えば僕もタンカーを使うべきだと思ってます。で、大きいタンカーを着けられない、国交省はそんなこと言ってる、そんなのわかってるわけです。そうじゃなくて、小ぶりのタンカーを持っていって、とりあえずはそれ、例えば池を掘ってそこに水を入れると、土壌汚染って問題もありますから、タンカーにしてそれやがて廃船にするということをやる」

山本浩之
「それ応急措置として?」

青山繁晴
「応急措置です。そのかわり恒久的措置として実は政府の中で一番有力な案として検討してるのは循環で、これ何かというとですね、今たまってる水をまず排水ポンプで汲み上げますね。これはいわば特設ポンプです。外部電源から引っ張ってきて、その特設排水ポンプで水を汲み上げて、それを吸着剤っていうフィルターに通します。で、塩分と放射性物質はそれで随分薄くなりますから、薄くなった段階で、新たな給水ポンプに入れて、その給水ポンプからいわば真水に近い状態で原子炉と、それから使用済み核燃料プールに入れて、そこからさらに排水をして元に戻って、それがぐるぐる戻っていくと。で、これをやればですね、今までの原子力発電所の中の緊急炉心システムをはじめ、今までの原発のシステムが実はかなり故障してて、電気が無事に来ても使えないっていう状況が予想される中では、この措置が実は一番有効だろうと思われるんですよ。で、それをやれば、上から特殊な布、例えば樹脂でコーティングして、これも吸着剤も使い、それからフィルターも使ってですよ、その布のところからもう大気にほとんど放射性物質が出ないようにして、そのかわり放水はできなくなりますが、中で循環してますから問題はないと。これワンセットなんですよ」

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