対北決議案ついに大詰め?

2006.07.14 Friday 20:29
くっくり




産経抄7/14
 重さ1トンもある山笠を、若い衆が「オイサ、オイサ…」とかついで疾走する博多祇園山笠の追い山は明日早朝だが、お祭りムード漂う博多の街に各国の政治学者が2000人以上集まった。
 ▼きのうまで世界政治学会の大会が開かれていたのだが、国連日本代表部の北岡伸一次席大使が姿を見せたのには驚いた。日本が提出した北朝鮮制裁決議案をめぐって、各国が必死の工作を続けている真っ最中に持ち場を離れたことになる。大島賢三大使を支え、各国への根回しやマスコミ対応など仕事はヤマほどあったのでは。
 ▼学会に不義理をしても、誰も文句は言わなかった。不在でも大したことがないなら、自らお飾りであると認めたようなものだ。国連を舞台に大国との厳しい戦いを続けている「チーム日本」の結束のためにも、あえて苦言を呈したい。
 ▼テレビのワイドショーも「チーム日本」の足を引っ張っている。敵基地攻撃能力という単語に「自分の父親は赤紙1枚で軍隊に引っ張られた」「戦争に巻き込まれる」などとヒステリックに反応している。
 ▼日米はミサイル防衛(MD)の整備を急いでいるが、完成してもすべてのミサイルを撃ち落とせる保証はない。敵基地攻撃能力とは、凶悪犯を検挙する際に警察官が棍棒(こんぼう)ではなく、ピストルを携行するようなものである。厄介なことは米軍に任せ、北にコメでも送って機嫌をとっておけば、暴発は避けられるという「平和主義者」は歴史を学んだ方がいい。
 ▼第二次大戦前、戦争を回避しようと英国のチェンバレン首相がミュンヘン会議でヒトラーに甘い対応をした結果はどう出たか。朝から晩までテレビに出ずっぱりのみのさん、ちょっとは休んで歴史の勉強でもされてはいかがですか。

 「敵基地攻撃能力」もそうだけど、安保理決議の件でも「チーム日本」はワイドショーに足を引っ張られてるような気が。
 「日本は強硬に出過ぎた」とか「日本は孤立してる」とか、まるで北朝鮮より日本が悪いんだとでも言いたげなコメンテーターもいるし。

 もっとも「大本営発表」みたいになるよりはマシかも。この前のW杯がまさにそうでした。

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