対北決議案ついに大詰め?

2006.07.14 Friday 20:29
くっくり


 こうした経緯を見る限り、日本が最初にめちゃ強気に「制裁決議案」を出したことが効いてることは確かでしょう。

 今回のように、最初にガツンとやって相手から譲歩を引き出していくというやり方は、日本の戦後外交ではほとんど見られなかったことではないでしょうか。
 「日本もなかなかやるな。これまでのように強気で押せば屈するというわけには、今後はいかないかもしれない」と中国やロシアに思わせることができたのだとしたら、それだけでも意味があったと思います。

 しかし、安倍官房長官&麻生外相のコンビで本当に良かったですね。
 もしこれが福田官房長官&真紀子外相あるいは川口外相てなコンビだったら、日本は何もできなかった……いや、しなかったんじゃないでしょうか。
 中国に「議長声明でいいだろ?」と促され、「中国様に従います」であっさり終わっちゃってたんじゃないですかね。

 あと、日本が一転不利になってしまった要因として、イラン核問題との兼ね合いも言われてますね。

北朝鮮制裁支持から一転、イラン核問題照準 安保理
 【ニューヨーク=長戸雅子】北朝鮮のミサイル発射をめぐり、中国とロシアは12日、独自の非難決議案を国連安全保障理事会に提出した。米仏は中露の方針転換を評価、この結果、日本が目指した制裁決議の採択は困難となった。イランの核と北朝鮮のミサイルという2つの問題が同時進行する中、イラン制裁決議の採択を重視する米欧の思惑と、北朝鮮制裁に消極的な中露の思惑が一致、日本の対北制裁決議案が脇へと押しやられた格好だ。
(中略)
 中露両国は制裁を含む決議案には反対してきたが、12日のイランの核をめぐる6カ国外相会議で一転、英仏提出の制裁を警告する決議案の採決に同意した。中露両国にとっては、歴史的・地理的なつながりも含め、イランよりも北朝鮮との関係の方がはるかに重い。
 一方、米欧にとっては、イランの核問題の解決がより重要な問題だ。ボルトン米大使も12日、「安保理は(パリで)6カ国の外相が合意したことを素早く実行するつもりだ」と、すでにイラン核問題の協議に照準を合わせていることを明らかにした。
(07/14 02:09)

 イランの問題ってだいぶ前から国連安保理でやってましたよね。果たして日本はこのことを念頭に置いて行動してたんでしょうか?

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