2011.03.28 Monday 19:31
くっくり
宮城県気仙沼市の市役所前で20日、日本の国籍を取得したパキスタン出身者らが炊き出しでチキンカレーとナンを振る舞い、久しぶりの温かい料理に被災者は「身も心も温まる」と一様に笑顔を見せた。
千葉県に住むパキスタン出身者らのボランティア約10人が手作りで約千人分を用意。トラックで約10時間かけて運んだ。
妻が気仙沼市出身という中古車輸出会社社長、セアール・ビシャラットさん(37)は「ふるさとのような気仙沼がこんなことになり、涙が止まらない。2005年にあったパキスタンの地震でも日本をはじめ世界中から支援があった。少しでも力になりたい」と話した。
※これとは別に、愛知県春日井市の「春日井イスラミックセンター」のメンバーであるパキスタンやインド国籍などのイスラム教徒17人の方々も、岩手県大槌町の避難所でカレーを振る舞っています。こちらの記事参照。
image[110328-05paki.jpg]
東日本大震災の被災者を励まそうと、パキスタン南部カラチで20日、日本と関わりのあるパキスタン人や現地に住む日本人らが「ガンバレ日本」などと書かれた横断幕を掲げ、行進した。
在カラチ日本総領事館などによると、文化団体「パキスタン日本文化協会」と経済団体「パキスタン日本ビジネスフォーラム」が開催を呼び掛け、企業関係者や学生ら約800人が参加した。
文化協会名誉会長の劇作家ファティマ・スラヤ・バジヤさんは「地震は建物を揺らすことができても、日本人の精神を揺るがすことはできない」とあいさつ。参加者は犠牲者に黙とうをささげ、義援金も集めた。
参加した磯村利和首席領事は「日本人と同じ痛みを感じ、共にあることを示していただき、感謝します」と述べた。
[7] << [9] >>
comments (19)
trackbacks (5)
<< 無能政府に失望しながらも私たちは私たちで頑張るしかない
「アンカー」原発事故で政府のズサン対応 青山繁晴×安斎育郎 >>
[0] [top]