【東日本大震災-3】外国人から見た日本と日本人(24)

2011.03.28 Monday 19:31
くっくり


 
日本在住ハッカー・起業家Patrick McKenzieから見た地震と日本の対応(karasuyamatenguの日記 3/14)
日本在住のHacker Newsメンバー・起業家Patrick McKenzieが英語圏ニュースの報道に不満を感じて日本の状況を自国に伝えている。

「Some Perspective On The Japan Earthquake」「現地から見た日本の地震」とでも訳すべきなのだろうか。

http://www.kalzumeus.com/2011/03/13/some-perspective-on-the-japan-earthquake/

(中略)

◆殆どが機能した

電車を例にしよう。列車四本が津波にさらわれた。それ以外の全てが-時速150マイルで走っているものも含めて-が緊急停車し、死者を出すことはなかった。脱線、衝突は無かった。地震における日本鉄道のストーリーは絶え間なく機能して止まないシステムの物語だ。

本州の大部分においてはこれが実際の状況だった。飛行機は落ちず、ビルは立ち続け、秩序は保たれた。

大垣と名古屋の間にはビール工場があり、そこには巨大なビールボトルのようなタンクに高圧のビールが入っている。そこには大量の危険な薬品が常時保管されている。それはヒーズをつけたら燃料爆弾とも思えるようなものだ。しかし、どれも爆発なんかしなかった。

東の方では{メディアが過剰に取り上げたがるという意味で}写真写りのいい事故があったが、酸素や水、化学者を混ぜると強度の反応をする薬物を大量に扱うというのは文明においては避けられないことだ。車、医療、食品などがこの産業に依存しているのだから。

日本エンジニアリングのこの1世紀最大の地震に対する反応は圧倒的に設計通りに機能したという他ない。このシステムが機能し機能し機能し続けたために数百万という人間が助かった。{これは誤訳ではない。執拗なまでに機能し続ける様を表わしている。原文:because the system worked and the system worked and the system worked.}

誇張の欠片もなく言う: これ{日本地震に対する反応}は文明の勝利だと。

この国のエンジニアは今週は誇りを持て歩くべきだ。

大くの方が家族の安否を気遣い、また死を悼むなかこのようなことを言うのは不謹慎かもしれないが、これが真実であることに違いはない。


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