「アンカー」福島第一原発の今後 青山繁晴×住田健二

2011.03.24 Thursday 03:39
くっくり



山本浩之
「かなりの大きな組織と今おっしゃいましたけどもね、ここに原子力行政に関してフリップにまとめてみたんですけど、これだけあるんですよね」

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住田健二
「これはね、行政の組織でありましてね、本当の実行部隊はこの下っていうか横にいるわけですね。だからたとえば私がいたのは原子力安全委員会ですけどね、安全委員会っていうのはね、これは確かに総理に任命された最高機関ですけどね、たった5人の委員がいるだけで、ま、議員職が何人かおりましたけど、今、でも100人ぐらいですね。それからエネ庁(エネルギー庁)の横に、保安院ですね、これはもう、100人いないはずです。それは要するにテーブルの上にあるものを見てるだけでありましてね、そういって計算をして何かやるという実行部隊っていうのはね、これだけの問題に対して見通しを与えるとなったら、数百人の人間がもう働かなきゃいけないですね」

山本浩之
「そうすると今回、この保安院と、それから、ま、当然、もちろん会見なり表に出てきてますけど、それ以外はどうなってるんですか」

住田健二
「いや、たとえば国で言いますとね、我々JAEA(ジャイア)という言葉で呼んでますけど、原子力研究開発機構とかね、たくさんあるんですよ。原子力研究開発機構っていうのは2000人近い大きな組織体ですね。それからエネ庁の下にある外郭団体みたいなものをね、数百人のとこがいくつかあるわけですね。で、それぞれ原子力の専門家がいて、今言ったようなことがやれる所なんですけど、それちょっとあんまり動いてるような様子がないんですね」

山本浩之
「どうして動いてないんですか」

住田健二
「知りませんね。知らんて言い方は…」

山本浩之
「動いてないのか動けてないのか、どちらでしょう」

住田健二
「命令が出なきゃ動けないでしょうね、それだけの大きな組織体は」

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