【東日本大震災-1】外国人から見た日本と日本人(22)

2011.03.15 Tuesday 02:18
くっくり


 韓国紙のソウル新聞は14日付早版で、東日本大震災を受け、1面に韓国語とともに日本語で「深い哀悼の意を表します」との見出しを掲載、記事で早期の復興を「心から祈っている」と激励した。韓国紙が1面に日本語でこうした文章を掲載するのは極めて異例。

 経済紙の毎日経済は同日付早版の1面に科学技術部長のコラムを掲げ、日本が一日も早く大きな災難を克服し「失われた20年を抜け出し、りりしいかつての経済大国の姿を取り戻すことを祈る」と呼び掛けた。

 韓国が過去に「日本から忘れることができない傷を受けた」としながらも、日韓交流が活発になったことを歓迎。「苦しいときの友こそ真の友だ」と強調した。(共同)

※韓国では東日本大震災発生直後の11日から12日にかけ、このソウル新聞をはじめ、中央日報、韓国経済など多くのメディアが、映画「日本沈没」に関連付ける無神経な報道を展開しました(韓フルタイム3/13 15:00)。もっとも韓国人の大多数はこのような報道に不快感を抱いたようですが。

「日本には人間の連帯が今も存在している」 タス通信東京支局長(産経3/13 20:25)
 ロシアの独立系紙ノーバヤ・ガゼータ(電子版)は13日までに、東日本大震災の甚大な被害にもかかわらず日本人が社会的秩序を失わず、互いに助け合う姿を「日本には最も困難な試練に立ち向かうことを可能にする『人間の連帯』が今も存在している」と称賛するゴロブニン・タス通信東京支局長の記事を掲載した。

 ゴロブニン支局長は、震災を「第2次大戦直後の困難にも匹敵する」大災害だとしつつ、「重要なのは、ほかの国ならこうした状況下で簡単に起こり得る混乱や暴力、略奪などの報道がいまだに一件もないことだ」と指摘。

 震災当日の11日、公共交通が止まってサラリーマンが帰宅の足を奪われた東京でも「人々は互いに助け合っていた。レストランや商店はペットボトル入りの飲料水を無料で提供し、トイレを開放した」と驚きをもって伝えた。(共同)


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