【東日本大震災-1】外国人から見た日本と日本人(22)

2011.03.15 Tuesday 02:18
くっくり


そこは、こちらも地震の多いトルコ。

「日本のシステムは完璧に働いていた」とか。
「トルコで起こっていたらイスタンブールなんて跡形もなく、消え去っていたでしょう」とか。
褒め言葉も満載。

何でも、コジャエリ大学の教授がたまたま、地震の研究のためにチームを組んで日本を訪れていたんですと。
で、この地震にまんまと出くわしてしまった。

日本は全国規模の地震に対する警報システムがあるが、トルコではイスタンブール周辺だけだ。
トルコは日本の対応を手本にするべきだ!!と力説していらっしゃった。

「驚くべき平静さ」〜日本への同情高まる(写日記@ヨーロッパの田舎〜ポーランドからの写真エッセー3/13 5:38)
日本で起きた地震についてポーランドでは日本にやっと到着したテレビの特派員達が、まずは東京からのリポートを送り始めている。

これはポーランド国営テレビの土曜日夜のメーンニュース。
画面に書いてあるのは1700人が死亡、10000人が行方不明。

このニュースはポーランド国民に大きなショックを与え、日本に対する同情の声が高まっている。
私も多くのポーランドの人達からお悔やみと励ましの言葉をかけられた。

ポーランドのテレビは東京に特派員をおいておらず、特派員達は地震発生とともにワルシャワを立って日本に向かい、土曜の午前中に東京に到着した。

国営テレビはキャスターの一人、ピョートル・クラシュコさんを派遣した。
クラシュコさんは大見出しの日本の新聞を見せながら地震の大きさ、悲惨さを伝えていた。

更に、ポーランドだけでなく世界各国が衝撃を受けているのは福島第一原子力発電所での爆発事故だ。
住民避難の範囲が原発周辺の半径10キロから20キロに拡大されたことも報じられている。

ポーランドでは今から25年前のチェルノブイリ原発事故で放射能汚染の恐怖を体験した人達が多い上、初めての原子力発電所建設を5年後を目処に計画していることもありこの事故は他人事ではないと感じる人が多い。

同時にポーランドのメディアが繰り返して伝えているのはこの災害に対する日本人の対応ぶりだ。

この画面の下にあるポーランド語は「驚くべき平静さ」。

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