「アンカー」中国・米国戦々恐々!中東・北アフリカの民主化ドミノ

2011.03.03 Thursday 02:48
くっくり



村西利恵
「はあー、そうなんですか。心配してくれてもいいのに(笑)」

青山繁晴
「別に心配してくれませんが、だって、あの、どれぐらい若者が戦争で死んでますか、彼の任期中にもね。そういうこともあってあんまり心配してくれないんですが、その、はっきり言ってくれたのは、やっぱり我々の矛盾に気づかざるをえないっていう意味のことをですね、あの、メールで言ってきたんですよ。というのは、アメリカってその、民主化とか自由を掲げながらですよ、本当はその、油とか天然ガスのある中東では独裁者に依存してやってきたじゃないですか。で、その独裁者が倒れて、じゃあ民主化を支援するのかとなると、さっき僕言いましたね、今までテロリストだテロリストだって言って、攻撃ばっかりしてきたイスラム原理主義とも手を結ばなきゃいけない。だから、その、しなきゃいけないんだけども、何にもしたくないっていう気分になっちゃうんだよということなんですね。で、アメリカ合衆国はしかし、こういう時でも、軍事力だけは使おうとする意欲は大変あるんですよ。というのは、アメリカ産業自体が、その、軍産複合体って言いましてね、その、軍部と産業界が複合、一緒になって儲けるって仕組みになってるわけですよ。だから、軍事力だけは使いたいんだけど、それも困った状況になってて、それは実はこれなんですね」

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村西利恵
「アメリカ第5艦隊の拠点バーレーンでも、反政府運動で混乱しています」

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青山繁晴
「はい。これちょっと字が多いですが、まず上だけ見ていただくとですね、あの、皆さんもう一回見ていただくと、この辺インド洋で、そしてペルシャ湾、クウェート、イラクですね。そして紅の海、紅海、スエズ運河、そしてエジプトって、こういう地図なんですが、実はこの地中海にアメリカ第6艦隊っているんですけど、この油の出るあたりを全部押さえるために、第5艦隊っていうのが、あの、空母も持って、いるわけですが、これの、その母港や司令部っていうのはこのバーレーンにあるわけですよ。で、その、バーレーンの国王から、その、いわばバーレーンの国王、イスラム教徒ですね、それが十字軍の海軍の、その、司令部を置いてよしって言ってたわけです。だから国王と手を握ってきたんですね。ところが民衆の反乱が起きて、もうバーレーン危なくなってるわけです。そうすると現実に何があるかというと、空母とか、その、駆逐艦というと、その、イメージしにくいけども、実際そこに大量の乗組員がいて、水兵さんたちは、とりあえず世界がどうなろうと、その、楽しくも暮らしたいわけですよ。つまり街に出て、要するにストレスも発散したい。それができなくなるとですね、実はもう母港として使えなくなっていって、これどうしていいか分かんない、その、実態にあるわけです。で、それだから、実は、ストレートニュース、普通のニュースのところでも言いましたが、その、ヨーロッパ諸国はもうリビアで、その、カダフィ大佐によって、爆撃される国民だけを救おうとなった時に、ゲーツ国防長官はその、アフガニスタンもあるし、ペルシャ湾で、ね、あの、ペルシャ湾で困ってるのに、そんなことまでできるかい!と。これあの、正直者ゲーツっていう言葉があるんですけどね、アネスト(honest)ゲーツって言葉あるんですが、そのとおりで、彼はやっぱり正直な人だと思いますよ、実態どおり言って、そして普通はこの、制服のトップは、それでもやりたいって言うんだけども、この人(マレン統合参謀本部議長)も、その、ちょっと今はできないねってことを言ってる。つまりアメリカは、軍事的にも中東で身動きがとれなくなりつつあって、これを見て、誰が何をしたかというと、僕これ入院中にいちばん腹が立ったニュースはパンダの一件ですが、先週も申したとおり、いちばんびっくりしたニュースは、次のこれなんです。出して下さい」

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