「アンカー」中国・米国戦々恐々!中東・北アフリカの民主化ドミノ
2011.03.03 Thursday 02:48
くっくり
山本浩之
「街の中にネットカフェがあったり、当然、学生や一般の市民も、その、パソコンを持ってますよね。だけど、押さえてるのは軍だっていうことなんですか」
青山繁晴
「そうです。それで、今のヤマヒロさんの話は、さりげない話のようでいて大事なのはですね、僕は何で人民解放軍て言わずに抑圧軍って言ったりするかというと、それはもちろん中傷誹謗してるんじゃなくて、実態として、国内の民衆の動きを抑える、あるいはチベット人、ウイグル人の動きを抑える要素が非常に強いからで、だからさりげなくネットカフェで遊んでも、それが何と軍部に、その発信内容を握られてるというのが大きな特徴なんですね。で、従ってその、中国は世界でいちばん、ネットを使ったむしろ情報統制、あるいはネットの遮断の仕方をよく分かっているので、その、インターネットに対して、いわば曖昧な態度だった中東の独裁者とは全然違うわけです」
山本浩之
「なるほど」
青山繁晴
「で、インターネットってのは非常に閉じにくい世界ではあるけれども、しかし中国はこの、ハブって言ってですね、その、集約するところをたくさん持ってて、それは軍が握ってますから、そうは簡単にその、インターネットを使って民衆が動けるってわけじゃないんですよ。で、えー、ところがですね、あの、あえてひとつ申せば、この、今、日本の大使の丹羽さん、伊藤忠出身の丹羽さんが、やっぱり中国でジャスミン革命なんか起きないよと、ちょっと僕の個人的感情を言わせていただくと、まるで喜ばしいことのようにおっしゃってるけど、なかなかそうは問屋が卸さない、中国にも大きな弱点、問題があって、それはこれです」
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村西利恵
「各国の情報当局者によると、『ウイグルだけは怖い』と」
青山繁晴
「はい。このウイグルだけは怖いっていうのは、その、西側諸国にとって怖いって意味じゃなくて、中国にとって怖いであろうという意味なんですね。で、これ皆さん、この、この地図自体がいわば、あの、久しぶりに見ると思うんですけど、ここに大きくチベットがあってですよ、チベット人のかつての国があり、そしてウイグル人のかつての東トルキスタンという国があり、そしてここは本来はモンゴル人のところ、今、内モンゴル自治区になってますけれどね。そして、皆さん今からちょうど3年前の3月ですね、チベットで大きな、お坊さんも含めた民衆反乱があって、それを受けて、翌年、例えば、今(映像が)出てますけど、ウルムチでウイグル人と漢人、すみません、テレビメディア、未だにこの関テレも含めて、ウイグル族とか漢族って言いますが、それいい加減やめたらどうかと僕は思いますが、ウイグル人です、族じゃありません、の、ウイグル人と漢人の衝突があって、その時にこの『アンカー』でも取り上げて、ウイグル人の方に電話で様子を聞いたりいたしましたね。で、あれからもうウイグルの民衆の動きはなくなったように見えてるけれども、実は今回、その、中東のジャスミン革命、このへんの、例えばさっきの上海であったり北京であったり、そういう所の漢人の中国の若者よりも、このウイグル人については、この動きは大変怖いだろうと、いうことなんですね。そうすると皆さんおかしいなって思うでしょ?だって、例えば、北京とか上海よりも、じゃあウイグルの方がその、インターネットの規制甘いのか。そんなことはありません」
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