衆議院会議録より 菅さんの見事すぎるブーメラン
2011.02.26 Saturday 01:51
くっくり
総理大臣には、先見性あるいは人一倍厳しい責任感、指導力、こういったものが問われるわけですけれども、この六カ月の間の安倍総理の言動からは、そうした先見性の欠如、責任の転嫁など、多くの国民が総理の資質に対して強い疑問を感じておられるのではないでしょうか。
私たちは、この安倍総理に政権を任せることはできないという国民の多くの皆さんの不信の声に基づいて、この不信任案を提出いたす所存であります。
以下、その理由を大きく六点申し上げます。
第一は、国民の不安のもととなっている年金に対する安倍総理のその場しのぎの無責任な姿勢についてであります。
第二に、税金の無駄遣いの温床となっている官製談合、天下りを撲滅しようとせず、天下りバンクという天下りの温存の仕組みづくりに御執心をされている安倍総理の見識のなさであります。
第三に、政治と金の問題で説明責任を果たそうとせず、抜け道だらけの法案で逃げ延びようという無責任な安倍政権の姿勢であります。
第四に、厳しい国民生活を顧みず、国民の負担ばかりをふやして、拡大する格差問題に正面から取り組もうとしていない安倍政権の姿勢であります。
第五に、国際情勢が大きく変化している中で、主張する外交と言いながら、本音と建前を使い分けるあいまいな姿勢に終始し、結果として米国議会などから理解を得られず、我が国の孤立化を招いているというこの安倍総理の外交姿勢についてであります。
そして第六に、何よりも、議論を封じて数の暴力で強行採決を繰り返す安倍政権の強権的な政治姿勢についてであります。
(中略)以上、安倍内閣を不信任とする理由を六点にわたって述べましたが、まだこれ以外にも多くの論点があることは、皆さん自身御承知のとおりであります。
安倍内閣を信任せずは、もはや国民の総意です。一刻も早く安倍総理は退陣をすべきです。もし総理が、この不信任案あるいは私が申し上げたこの理由に対して、納得ができないあるいは間違っていると言われるのであれば、どうですか、総理、正々堂々、この衆議院を解散して、衆参ダブル選挙で国民に信を問うたらいかがですか。
以上が、安倍内閣を信任せずの理由であることを申し上げ、趣旨説明といたします。
御清聴ありがとうございました。(拍手)
■第156回国会 衆議院本会議 第47号 平成15年7月25日
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