衆議院会議録より 菅さんの見事すぎるブーメラン
2011.02.26 Saturday 01:51
くっくり
○菅(直)委員
十月の七日の予算委員会に続いて、麻生総理に御質問をさせていただきます。
実は、総理誕生の直後の十月の七日の質疑の中で、私は、このままいくと総理は、解散も総選挙もしないまま、また次の人に移るのではないか、若干心配だと申し上げました。さらに、麻生総理も国民の信を問わないまま居座ろうとすれば求心力は急激になくなるだろう、このようにも申し上げました。そして、その後の展開は、私がそこで申し上げたとおりの展開になりつつあります。
■第170回国会 衆議院予算委員会 第4号 平成20年10月7日
○菅(直)委員
麻生総理、総理就任おめでとうございます。私もJCに属したことがありますが、総理はJCの会頭までやられて、そういう点では若干の親しみを感じております。しかし、予算委員会は国民の皆さんの前での真摯な議論でありますので、余り手かげんはしないで質問させていただこうと思っております。
まず、総理は、総裁就任直後に、次なる総選挙において断固民主党と戦って勝たねばならない、私はその選挙に勝って初めて天命を果たしたことになる、こう言われましたね。では、天命を果たすための総選挙はいつ行われるんですか。
○麻生内閣総理大臣
解散・総選挙の時期につきましては、今確たる日にちを決めているわけではありません。また、民主党との間にきちんとした争点というものを設定しないといかぬものだと思ってもおりますので、国際貢献等いろいろあろうと存じますけれども、そういったものについてきちんと正確にした上で、どちらが政権担当能力があるかということをきちんと皆さんの前に明らかにするというようなことが必要なのではないかと思っております。
○菅(直)委員
前の福田総理、その前の安倍総理と同じように、まさか天命を放棄して、総選挙をやらないまま、半年、一年居座ろうとされているんじゃないでしょうね。いかがですか。
○麻生内閣総理大臣
この点も所信で御説明申し上げたと存じますが、逃げないという話を申し上げたと思っておりますので、きちんと所信表明でも申し上げておるとおりであります。
○菅(直)委員
このままいくと総理は、解散も総選挙もしないまま、また次の人に移るのではないかと若干心配になりましたので、どうか、半年、一年居座りをするのではなくて、きちんと解散・総選挙を、まさにこの予算の上がった段階ででもやられることを強く望んでおきます。
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