衆議院会議録より 菅さんの見事すぎるブーメラン
2011.02.26 Saturday 01:51
くっくり
今、アメリカ大統領は正式に就任をされ、アメリカの政治空白は完全になくなりました。日本の政治空白をこれ以上長引かせないためには、もう第一国は政治空白は終わったんですから、このことを総理が言われたんですから、そのためには一日も早く解散・総選挙を断行されるべきだと思いますが、いかがですか。
○麻生内閣総理大臣
まず、今の状況を政治空白という定義をしておられますが、今の状況を政治空白とは思っておりません。
私は、基本的に、今、景気対策、経済対策、雇用対策、多分国民の最大の関心事はこれ、選挙とは思ったことはありません。私はそう思っておりますので、今の状況におきましては、きちんとした経済対策をお示しし、一次、二次、そしてこの平成二十一年度予算というものをきちんとまずは仕上げることが経済対策の一番だと思って、これが一日も早く上がりますように頑張っておるところであります。
○菅(直)委員
政治空白と総理みずからが認めるわけにいかないんでしょうが、ほとんどの皆さん、私を含めて、つまりは、国民の信頼がない政権が何をやろうにもリーダーシップがとれないわけでありまして、そういう意味で私は政治空白だと。
つまりは、幾ら政策をやったって、麻生総理本人はいろいろ考えておられるつもりかもしれないけれども、国民が信頼していない以上はそれが空回りする、そういう意味で政治空白だと申し上げたわけで、これ以上この問題でやりとりをしても意味がありませんので、次に移ります。
(中略)
○菅(直)委員
(中略)そして、その上に一つだけ大きな大きな問題を言っておきますと、税金の無駄遣いをそのまま放置して消費税引き上げの議論に入るということ自体が、まさに天下りから何から含めて大間違いな上に、百年安心といったことを自民、公明がやって何年もたっていないにもかかわらず、恒久的な安定財源を充てるというのは年金ですから当たり前のことなんですよ。それが、当たり前のことができなくなって、そしてつまみ食い的にやっているということを改めて申し上げておきたいと思います。
■第170回国会 衆議院予算委員会 第6号 平成20年12月5日
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