衆議院会議録より 菅さんの見事すぎるブーメラン
2011.02.26 Saturday 01:51
くっくり
■第171回国会 予算委員会 第24号 平成21年5月7日
○菅(直)委員
ここが、似て非なるものという言葉もありますが、与謝野財務大臣が言われることは全くわからないわけではないんですけれども、考え方としてかつてからあったんです。いろいろな時代がありました。いわゆる増税なき財政再建という言葉もありました。つまり、国民に理解してもらうには、たとえ増税というものを考えるとしても、それだけ本当に無駄な経費をぎりぎり抑えているのかということに対する国民の信頼がなければ、それができなかったという歴史がこの間じゃないですか。そして、今も続いているんじゃないですか。
きょうも与党の、たしか公明党の方でしたか、伊藤公介さんでしたか、つまり、無駄遣いをそのままにして、確かに福祉の負担が大きいことは確かです、しかし他の部分の負担が、相変わらず無駄遣いをどんどんやりながら、それはそれで認めておいて、こっちがふえるから増税してくれといったって、こっちを削ればいいじゃないか、もっと変えたらどうじゃないかというその片方が、私、与謝野さんの答弁をいろいろなところで聞いておりますが、書かれたものも読んでおりますが、片方が全く抜け落ちている、私はそう思いますが、いかがですか。
■第171回国会 衆議院予算委員会 第22号 平成21年2月27日
○菅(直)委員
(中略)事実上、戦後初めて二大政党時代に現実に入ってきているというのが私の認識です。
その中で、一方の政党が行き詰まったときにどういう行動をとられるのか。どうも今までの行動は五五年体制下の行動なんですね。当然、自民党が政権というのは持つものだから、前の人が行き詰まったら党内でかえていけばいいんだ、当然それでいいんだと。
まあ、小泉さんは行き詰まったとは言いませんが、小泉さんから安倍さんにかわり、安倍さんが行き詰まったら福田さんにかわり、福田さんが行き詰まったら麻生さんにかわり、麻生さんが行き詰まったらだれにしようかなんという議論がかまびすしく出ていますが、私は、二大政党としてはそういう態度をとるべきでない。二大政党になったときには、一方の政党が行き詰まったら、いや、行き詰まっていないと言うんだったらまさに解散すればいいんですよ。行き詰まったならば、一たん下野して、例えば麻生総理が総辞職をした後、皆さんが白票を出せばいいんですよ、白票を、次の首班指名で。そうすれば野党の党首が決選投票の部分で過半数をとりますから、それによって、下野することによって野党に政権を渡して、そうすれば、最低限のことを、緊急のことだけやったら即座に解散になりますから、そういう形で次の政権選択を国民に任せる。
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