「アンカー」中東激変で資源外交見直しを&菅首相描く政局シナリオ

2011.02.24 Thursday 02:35
くっくり



山本浩之
「なるほど」

青山繁晴
「そして、これは本当にアメリカだけの問題でしょうか。本当は、先ほど言いました、与謝野さんの言う資源外交というものの正体というのは、このアメリカの嘘に乗っかって、日本はむしろ、その後ろの方からついていって、日本もそれを利用させてもらうってことをやってきて、アメリカとイギリスがリーダーシップを持ってる、国際メジャー石油資本の言うとおりに、中東の油や天然ガスを買ってきたというのは、日本の資源外交じゃないでしょうか。そうすると、中東が根本から揺らぐ時に、もう一回その資源外交をやりましょうっていう発想がいかに間違ってるかっていうことを考えるべきなんです。これは僕は何が正しいかだけを言ってるんじゃなくてですね、実はこれからのアラブ社会というのは、次第に、イスラム原理主義の力は必ず伸びていきます。えー、それをテロの面だけで言うことはできません。もちろんテロも増える、残念ながら増える可能性が高いですけれども、例えば、エジプトのムスリム同胞団ていうのは、もう単なるテロ団体とは言いきれない。人々の福祉を担ってきた実績もあるわけですから。次第、次第にイスラム原理主義が広がっていくから、すなわち、アメリカの嘘のやり方はもう実際、通用しなくなっていくんです。これから10年20年先の世界を考えるとですね。そうすると、今までのやり方ではなくて、日本が本当に次にやるべきことは何なのかというと、それはズバリこれだと、私は皆さんに問題提起したいんです」

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青山繁晴
「一つは、まず、実は、あの去年9月7日の事件で、本当に日本国民がよく意識して下さった尖閣諸島には、実は油も天然ガスもあるっていうことを、何と皆さん今から42年前の、1969年に、日本が大好きなはずの国連が、そういう報告書を出したんですね。しかしその42年間、日本は一度でも試掘、採掘してきましたか?これを全くしないで、沖縄県の、私たちの沖縄県の油と天然ガスには目をつぶって、中東の油とガスをひたすら買ってきたというのが、本当の40年間でしたね。そして実は、それに加えて最近の5年間、えー、日本の領海である日本海に、良質のメタンハイドレート、メタンハイドレートっていうのは、天然ガスのさらにもっと使いやすい物と、言うことができます。特に地球温暖化効果が少ないものです。これ実は、太平洋側にもあるんですよ、日本列島の周りには。しかし太平洋側の方は残念ながら良質と言えなくて、なかなか実用化が難しいのに、自民党時代から、民主党政権になっても、日本政府はずっと太平洋側に力を入れてきたんです。この日本海の良質のメタンハイドレートにはむしろ、目をつぶってきたと。これを見直すとですね、皆さん何が起きるかというと、これが起きます」

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