「アンカー」中東激変で資源外交見直しを&菅首相描く政局シナリオ

2011.02.24 Thursday 02:35
くっくり



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青山繁晴
「えー、2003年、アメリカと手を結んだと。というのは、カダフィ大佐はもともとは反米・反イスラエルで、いわばイメージアップ作戦やってきたんですけれども、皆さんご承知の通り、アメリカはアメリカで、ま、はっきり言うと無茶苦茶なイラク戦争やりましたね。えー、嘘をでっち上げてでも、イラクに侵略して、サッダーム・フセイン大統領を処刑してしまったと。油があるからこそ、イラクはそういう目に遭った。リビアも油ありますから、カダフィ大佐は、このままだと次は自分だと思ったから、実は2003年に、アメリカと手を組んだんですね。これ、日本ではむしろ歓迎すべきことと報道されましたが、本当はリビアでその後何が起きていったか、あれからもう8年目になるんですけど、何が起きていったかというと、日本を含む、日本を、いわば初めとするアメリカと近い国々がリビアの油田に入っていきました。人材も行きました。そっから情報もリビア国民に流れました。リビア国民が何を知ったかというと、カダフィ大佐が、油の利益を私たちにも分けて下さってると思い込んできたのが実は嘘だったということを、分かってしまったんですね」

山本浩之
「なるほど」

青山繁晴
「それが本当の失敗の原因なんです。ということは、実は皆さん今、カダフィ大佐のことを僕はほんとは言ってるんじゃなくて、本当に暴かれたのは、実はアメリカの嘘ですね。アメリカの嘘というのは、この、例えば、アフリカ人の傭兵を使って、えー、要するに、良からぬ準備をしてるってことや、それから、オイルの利益を、このカダフィ一族で独占してるって事実を知りながら、それをそのまんま認めて、むしろそれを活用してきたんですね。民主主義を広めると言いながら、実はこれがアメリカの一面の真実でありますから、ほんと言うと北朝鮮や中国がなかなか、民主化をアメリカが言っても、耳を貸さない一つの原因はここにあるわけですね」

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