「アンカー」東谷暁氏が解説“報道されないTPPの真実”(1)

2011.02.19 Saturday 00:56
くっくり



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岡安譲
「2010年の一般教書演説で、オバマ大統領は、『アメリカの輸出を5年間で倍増させ、200万人の雇用を創出する』。ここにどういった言葉が込められてるんですか?」

東谷暁
「はい。あの、2008年にですね、リーマン・ショックで、アメリカの経済っていうのは非常に、危機を迎えたわけですね。特に金融と、それから自動車産業は、えー、壊滅的な状態になりました。そこでですね、オバマ大統領は、就任すると、これはまずいというので、輸出によってですね、えー、経済を盛り立てて、雇用を創っていかなくちゃいけないっていうふうに思ったわけですね。しかし、その雇用を創るにはですね、えー、どこかと、えー、経済提携を結んで何かしなくちゃいけない。そこで彼が言い始めたことがTPPだったわけです。ところがですね、すぐにですね、去年の4月だったと思いますが、えー、アメリカの代表的な新聞である、あの、ウォールストリートジャーナルが、えー、これじゃあどうしようもないということを、あの、記事に載せたんですね」

山本浩之
「それは、オバマさんのやり方が、どうしようもない…」

東谷暁
「やり方じゃあね。それは、どういうことかって言いますと、えー、他のTPP加盟国、当時は9カ国が参加を表明してましたから、残りの8カ国ですね、それを全部合わせても、アメリカにとっての貿易のうちの4.2%しかないわけです」

山本浩之
「経済規模があまりにも違いすぎる」

東谷暁
「あまりにも小さすぎるんですね。もともとそういう小さな国が集まって、一緒にやっていこうじゃないかということで始まったTPPに、アメリカが加わってですね、輸出をどんどん伸ばして、そのことによって雇用を創るというのは、ほとんど意味がないというふうに、ウォールストリートジャーナルは叩いたわけです」

岡安譲
「皆さん、今の話、このグラフを見てみると、よく分かると思います。ちょっとご覧下さい」

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