「アンカー」東谷暁氏が解説“報道されないTPPの真実”(1)

2011.02.19 Saturday 00:56
くっくり


岡安譲
「はい。東谷さんは、そういった事柄が端的に表れているのが、これだとおっしゃいます。前原外務大臣の2010年10月の発言。『日本の国内総生産における第1次産業の割合は1.5%だ。1.5%を守るために98.5%のかなりの部分が犠牲になっているのではないか』ということ、この発言にどんな意図が隠されているかというと、こうです」

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岡安譲
「東谷さんは、農業を反対勢力に仕立て上げるための、これは発言だと。反対勢力に仕立てるためのものだと。そうなんですか」

東谷暁
「あの、農業がですね、先進国で1%前後になってしまうっていうのは、何の不自然でもないわけですね。1%以下の国なんていくらもあるわけですね。例えばフランスなんかは、えー、少し多いですけれど、例えばドイツなんかは0.8%しかありません。そうしますとですね、ドイツの場合には98.2%の人たちをですね、犠牲にして、ドイツの農業ってのは成り立ってるのか、そんなバカな話はないわけですね。で、何が、その、前原外相の発言に込められているかといいますとですね、私はやはり、TPPっていう問題がですね、農業だけの問題なんだ、っていうことで、本質から目をそらそうとしてるんじゃないかと。で、農業の人たちが反対をすればするほどですね、いかにもその農業対日本全体という構図が出てきますので、そのことによってですね、無理矢理にでもTPPを通したいんじゃないかと。えー、反対勢力を作ってですね、無理矢理政治を動かしてしまうというのは、えー、以前のですね、小泉政権の、郵政民営化の時と非常に私は似てると思っています」

岡安譲
「では、具体的に、TPPというのは一体何なのか。もう一度見てみましょうか」

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岡安譲
「はい、TPP、環太平洋戦略的経済連携協定です。まずこれは2006年、4カ国間、シンガポール・チリ・ニュージーランド・ブルネイで発効した、経済の連携協定です。2008年、アメリカなどが参加を表明しました。そして現在、オーストラリアなど9カ国で交渉中。そして、記憶に新しいところでは去年になって、突然、菅総理大臣が参加『検討』を表明したと、いうところは皆さんよくご存知だと思います。では、ここで肝になるのが、この、アメリカ。アメリカが一体TPPで何をしようとしているのか。それは、オバマ大統領の演説に表れているというんですね」

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