北制裁決議延期&国防について本気で考える時

2006.07.11 Tuesday 21:14
くっくり


●=王へんに旋

日経社説7/11:ガス田、さらに協議深めよ
 北京で開いた日中の東シナ海ガス田開発をめぐる局長級協議で、両国は共同開発に向けた検討を進めるための技術専門家会合の設置で合意した。併せて東シナ海の関係海域で艦船同士の接触など不測の事態が起きないようにするため、海上保安庁と中国国家海洋局の連絡体制を構築することでも足並みがそろった。
 今回の局長級協議は6回目となるが、従来のようにお互いの主張をぶつけ合うだけではなく、危機回避に向けた協調的な動きが出てきたことを評価したい。
 もちろん日中間には依然、大きな溝がある。協議で日本が重ねて求めている中国によるガス田「白樺」(中国名・春暁)の開発中止を今回も中国政府は拒否した。中国は日本への事前通報なく周辺海域で、海洋調査を実施しており、遺憾である。
 事態の正常化には根気よく一歩ずつ進むことが重要である。今回合意した技術専門家会合は今後、大きな意味を持ってくる可能性がある。「白樺」をめぐっては「日中の中間線を挟んでガス田の構造がつながっており、日本の資源が中国に奪われる」との懸念がある。
 両国の専門家が情報を持ち寄り、共同で調査を進めれば、実際の地下資源の状況をより正確に把握できる。そのうえで、開発のあり方、資源の分配などを議論することが双方の利益となる。2国にまたがる海域の資源開発についてはオーストラリアと東ティモールなど解決済みの先行事例もある。そうした事例や国際的な慣行に基づいて、両国の専門家が冷静に議論を進め、解決策をみつけていくべき時だ。
 周辺海域では中国艦船による示威的な行動も一時みられた。日本側も警戒にあたっており、現場で不測の事態が起きる危険性も少なくない。両国がそのリスクを認識し、今回、危機回避のシステムづくりに動き出したことは賢明な判断といえる。不測の事態で両国の国民感情が激高すれば、共同開発などは不可能になりかねないからだ。
 世界的にエネルギー需要が伸び続ける中、東シナ海のガス田は一段と貴重な資源となっている。日中がともに資源を有効活用できるよう、さらに冷静な協議を進めてほしい。


[7] << [9] >>
comments (22)
trackbacks (4)


<< 「ワイスク」レインボーブリッヂの小坂
「アンカー」北制裁とテロの危険性by青山繁晴 >>
[0] [top]


[Serene Bach 2.04R]